69 | NBO69~1周回って逆に良し~

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教育・保育・福祉・・・といった仕事の現場に、上下関係はいらないと思っている。若手だろうがベテランだろうが、やることは同じだし、明確な「答え」が無い仕事だから「マスター」は存在しない。むしろ「慣れ」でやるのは危険な仕事だから、ベテランほど危うかったり。


それに子どもや障害者は、職員間の力関係を敏感に感じ取っていたりする。


3才くらいの子でも先生に対して「臨職のくせに」みたいなことを言ったりする(もちろん臨職なんて言葉は使わないが)。恐ろしい。先輩にヘコヘコしているところなんかを見せたら、間違いなくナメられるねー。



自分も「ナメられないよう」に、普段から結構気を遣っている。歩き方から声のトーンから。最初の職場が中学校だったから、その辺の意識は強い。まあ人に言わせると、もともと所作がおっさんクサイみたいだから、そんなにがんばんなくてもいいみたいだが・・・。



利用者さんに対する姿勢だけでなく、職員間においても、意識している。


言うべき事を言うべき時に言い合えるような関係を周りと作るためにも、普段から自分の意見は先輩相手でもズケズケ言っている。もちろん会議に出たらなるべく発言することにしている。・・・べつに発言しない人を批判するつもりはない。まったくない。ただ自分はあくまで「修行」みたいな感覚で、「会議出て黙ってるなんて給料泥棒だぜ」と自分に言い聞かせている。まあ単純に、「生意気」で済むうちに、言えることは言って、批判されるべきところはされといたほうがよいのではなかろうかと。そんな感じ。



世間的に立場が「下」のうちは難しくないのだ。根性さえあればやっていける。


問題は「上」になっちゃった時だ。



うちの職場では、「法人の職員としてはうん十年だけど、この施設は初めてでよくわかりません」というようなベテランが、入って数年の若造班長(これ自分)と組まされたりする。これが難しい。


ベテランはプライドを捨てきれないし、若造はその辺を上手く気遣えない。お互いナメられたくなかったり、逆に変な気の使い合いしちゃったり。「年齢も経験年数も関係ないじゃん」とはいかない。・・・職員の上下関係なんて、支援される側の利用者さんには無価値な事なのにねー。めんどくさ。



・・・まあプライド捨てるなんて、よっぽどでなきゃできないさね。その辺は北風と太陽よろしく、上手にくすぐってあげた方がうまくいくんだろうね。




「上」だの「下」だの、「デキる」だの「デキない」だの、そんなもんいらないって言ったって消えやしない。結局はうまく誤魔化し誤魔化し、渡っていくしかないんだろうねー。