虐待!
普段より我慢しているのである。それがたまたま口に出てしまったのである。
「そりゃ虐待ですよ」
言われた方はたまったもんじゃないだろう。言ったほうもびっくりである。ああしまった。
知的障害者の支援業務というものは、マニュアルが有るようで無いのが実際である。何が虐待かどこからが虐待か、百人に問えば百様である。法律はある。しかし現場ではなかなか実践し難い。子ども扱いするなだとか、「○○しないと××できなくなるよ」というような言い方をしてはいけないだとか・・・・・・そんなもの一々守っていたら事が進まない。
・・・と、現場の人の多くは言う。
言い訳である。ちゃんと実践している人に、自分は会ったことがある。否定的な言葉を使わずに、支援はできる。
今の職場に就職して4年、仕事に慣れてきたせいか、あるいは広報誌作りで客観的な目線で職場のことを書き続けてきたせいか、「麻痺」していた部分が、敏感さを取り戻しつつある。今までの自分を省みて「いかんなあ」と思うと共に、他の職員の利用者さんに対する言動が、無意識に目に耳に入ってくる。
「あんたが悪いことしたからいけないんでしょ」
「どうして言うこと聞けないの」
・・・とってもイライラする。「悪いこと」って何? そういう障害だろ? 何のために「支援員」がいるの? 何で言うこと聞かないといけないの? どういう上下関係? ・・・いちいちイライラしてしまう。
「飴と鞭」という言葉を盾に、堂々と利用者さんを叱り飛ばす人もいる。何様であろうか。「鞭」を持つ資格など、我々はもらっていない。
ただ、たまには引きずってでも動かさないといけない時もある。押さえつけてでも止めないといけないときもある。「危険」のわからない方に対しては、そういう事もある。
だが、恥じるべきなのである。力ずくでないと動かせない、止められない、そんな自分の支援のレベルを。・・・「しょうがないじゃん」と開き直って支援が上手くなるのか? 利用者さんが幸せになるのか?
言ってやりたいが言えない。言ってもたぶんわからない。でも本当は言うべきか? もし言うなら優しく言うべき。よし言おう。優しく、優しく。
「虐待ですよ★」
・・・もうアホである。怒るに決まっている。超反省。