陸上日本選手権2022の感想【第1日目】～今日は時の記念日 | 過労士★ランニングクラブ熊本
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１日の平均残業時間が５時間を超える「一級過労士」によるランニング記録。
駅伝・マラソンを始めとした陸上競技に関する話題の他、
読売巨人軍や大相撲など各種スポーツに関する話題も更新していきます。

陸上日本選手権2022の感想【第1日目】～今日は時の記念日

本日は早朝4時に出勤して、夕方6時に終業で残業は5時間。




昨日から陸上の日本選手権が始まり、注目の男子100mは先ほど決勝が終了しましたが、


見事にサブヴラウン・アブデルハキーム選手が10秒08の記録で3年ぶり3度目の優勝を飾り、


すでに昨夜の準決勝で参加標準記録をクリアしていますので、4大会連続での世界陸上代表の座も射止めました。




今季は100mで誰も標準突破者がおらず、代表ゼロの危機もささやかれていましたが、


サニブラウン選手が昨日昼の予選で軽く流しながら10秒11を叩き出した時点で標準クリアは確実と安心された方も多かったかと思います。



今回の結果を受けてリレーメンバーはこれまでとはガラリと変わることになりそうですが、私は歓迎すべきことかと思います。


2大会前の五輪メンバーが未だに選ばれるということは、サッカー日本代表に例えれば、


2大会前のW杯の主力だった本田・香川・岡崎あたりがまだスタメンで起用されるようなものですので、


ようやく短距離界にも新陳代謝が起きたということで前向きにとらえられると思います。



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昨日出場した選手の中で唯一、標準記録をクリアしていた遠藤日向選手が登場した男子5000mは、


その遠藤選手が前評判通りの強さを発揮して連覇を達成し、世界陸上代表内定第1号と相成りました。




13分13秒50の標準記録をうかがう速い展開で進んでいたにもかかわらず、遠藤選手は一人だけ余裕しゃくしゃくといった感じで集団につけ、


涼しい表情のまま残り2周でペースアップして後続を突き放し、ゴール後は他の選手がほぼ全員倒れ込む中、


悠々とトラックを立ち去る姿はもはや別格といった感じでした。




標準記録を突破した先月の延岡での、アフリカ勢を置き去りにした切れ味鋭いスパートを見ても、


世界陸上では予選を突破する可能性は十分にあり、高岡寿成さんや大迫傑選手など過去の並居る名ランナーが届かなかったこの種目、


日本人初となる決勝進出の快挙を楽しみにしておこうと思います。




あと、個人的には女子走幅跳の秦澄美鈴選手に標準突破および日本記録更新を期待していましたが、風に恵まれなかったこともあって記録は伸びず。


それでも向かい風2.5mの中を6m43でしたので、もしも風に恵まれていればと思えるところでした。




しかし、世界ランキングによる世界陸上出場は確実で、そもそもこの種目の標準記録（6m82）自体、本番ではメダルも狙えるようなレベルの高いもので、


最近の世界陸上の予選突破の記録が2019年が6m53、2017年が6m46と秦選手の自己記録（6m65）よりも低く、


さらに今季は6m60以上を2度跳んでいることを考えれば、こちらも決勝進出の期待は十分にあると見てよさそうであります。