本日は早朝4時に出勤して、夕方6時に終業で残業は5時間。
今日は日曜日に終了した大相撲春場所の感想でも。
今場所は横綱・照ノ富士の途中休場により大混戦となりましたが、どんぐりの背くらべ的な低レベルの争いではなく、
伸び盛りの若手、充実期を迎えた期待の星、復活したベテランなどが、
それぞれに持ち味を十分に発揮して競い合い、充実した内容の15日間であったように思います。
そんな中、見事に初優勝を飾ったのが新関脇の若隆景でありました。
ここ最近、徐々に力をつけてきて、これから三役に定着していくのだろうと思っていたのですが、
今場所の確変ぶりを見ると三役どころか、その上、さらに上まで一気に駆け上がっていきそうな予感さえします。
筋骨隆々の体つきから「令和の千代の富士」と評する声もあるようですが、
私はむしろ千代の富士相手に一時期互角に渡り合った「白いウルフ」こと元関脇・益荒雄に近い印象で、
この益荒雄は横綱・大関相手には強かったものの、格下への取りこぼしが多くて関脇止まりでした。
逆に若隆景は格下には強く、横綱・大関陣には分が悪い傾向にありますが、幸い今は横綱・大関が少ない時代ですので、
今場所のような相撲を続けていけば、まず大関に上がっていくことは間違いないだろうと思われます。
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今場所がカド番だった大関・正代には実にハラハラさせられました。
初日から4連敗して、相撲の内容もヒドいもので、あまりのやる気のなさに途中休場どころか、むしろ引退するんじゃないだろうかとさえ思っていました。
ところが中盤から別人のような相撲で怒涛の6連勝をマークするなど終わってみれば9勝6敗。
正代は先月コロナに感染し、その影響で調整が遅れていたとのことで、
もしも春場所の開催が1週間遅かったならば、千秋楽には優勝する若隆景にも完勝していることですし、
正代は優勝していたかもしれないと思わせる今場所でした。
それにしても先月は正代を含めて、全幕内力士の半数以上がコロナに感染、あるいは濃厚接触者になっていたのに、
今場所が始まる前にはすべて隔離期間も解けてコロナによる休場はゼロという奇跡的な回復を見せました。
もしコロナの集団感染の発生がもう少し遅ければ、春場所は開けなかったかもしれません。
思えば昔から私はなぜ力士はインフルに感染しての休場がないのだろうと不思議に思っていたのですが、
もしかすると今までもこの唯一巡業のない2月のうちにインフルに罹る人は罹っていたのかもしれず、
その要領で今回も2月のうちにコロナに罹ってしまえと、相撲界独自のコロナ対策でもやったのではないだろうかと推測してしまったところであります。
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