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日本相撲協会は昨夏に違法賭博に関与した2人の力士について、1人は1場所の出場停止に、もう1人はけん責処分を下したと発表しました。
産経ニュース@Sankei_news違法賭博関与で英乃海は1場所出場停止、紫雷はけん責https://t.co/2aEz526Ews相撲協会によると、2人は7~8月に2回、埼玉県草加市の違法スロット店で賭博を行った。
2022年01月27日 20:03
10年以上前に相撲界を揺るがした野球賭博問題の時には現役の大関力士が解雇されるなどしましたし、
最近は協会が定めたガイドラインに違反して朝乃山をはじめとした複数の力士が長期の謹慎処分を受けていますので、
今回の問題が発覚した当初は解雇も含めた重い処分が下されるとの見立てでしたが、
予想外ともいえる寛大な処分には甘すぎるとの批判が起こっているようです。
法律違反よりも、組織内のルールを破った人間に厳罰を下すというのはヤクザの世界の話のようですが、
元々ヤクザと相撲との間には江戸時代から深いつながりがあり、
ヤクザが主宰して地方の神社などで相撲の興行を催し、その土俵の隣では博打を開くといった感じで、相撲と博打も切っては切れない関係にありましたので、
そうした体質が令和の時代になってもなかなか抜けきれないということなのかもしれません。
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今回の大甘処分は他にも関与している力士や親方が大勢いるかもしれないからというのも理由かもしれませんが、
むしろ私は元大関・朝乃山の恩赦に向けた布石ではないだろうかと睨んでいます。
現在6場所出場停止中の朝乃山に対しては、相撲解説者の北の富士勝昭さんが放送内でたびたび恩赦の願望を口にされていましたが、
ついには横綱審議委員会のメンバーまで最近は同様の発言をするようになりました。
当然ながら協会としては一度決めたルールですので、恩赦はないと否定していますが、
内心では処分を重くしすぎたと後悔はしていると思います。
ですので、あえて賭博力士に軽い処分を下して、
「それでは朝乃山があまりにも可哀そうではないか」
と同情論が世間に高まることを待っているのではなかろうかと推測するのであります。
私も朝乃山の恩赦に関しては、違反行為に対して処分が重過ぎる旨をブログで述べたことがありますが、
もう一つ、仮に三段目まで落ちたとして、復帰後に対戦する力士が可哀そうだという問題もあります。
ケガして落ちたわけではないので、朝乃山は大関時代の実力をほぼ維持したまま三段目の力士と当たるわけで、
対戦する三段目の力士からすればこんな迷惑な話はありませんし、力の差がありすぎて怪我を負う危険性もあります。
朝乃山の出場停止は6場所続けてもらうとして、番付は十両の一番下くらいでとどめておくのが落としどころではないかと思います。