出雲駅伝の中止が正式に発表されましたが、事前の報道で予測されていたことなので、
ファンとしては特別にショックを受けることはありませんでした。
ただ、昨日の会見での出雲市長の話によれば、大会ボランティアのほとんどが65歳以上の高齢者で、
先日日本陸連から発表されたロードレース再開のガイダンスの中で、
高齢者は重症化するリスクが高いことを認識して参加すべしと強調されており、
そうしたボランティアの安全確保が困難であることが中止の一番の理由として挙げられていました。
逆に言えば、65歳未満のボランティアの確保ができれば開催も可能ということで、
そう考えると例えば箱根駅伝の場合は関東学連に所属する陸上部員が運営ボランティアに動員され、
まあこれはこれで長距離以外の、短距離や投てきの選手なども駅伝のボランティアに駆り出されるのはいかがなものかという意見はあるのですが、
とりあえずその話は置いといて、そうした若い人たちでボランテイアの多くをまかなえる、
さらにみんな関東圏内に住んでいる学生なので移動による感染拡大のリスクも少ないということで、
箱根駅伝のほうが大会規模は圧倒的に大きいとはいえ、
ボランティアの確保にメドが立っているという点では開催の可能性は高いのではないかと考えるのであります。
何よりもこのご時世に「24時間テレビ」を強行する日本テレビさんが強力にバックアップする大会であり、
読売グループに莫大な利益をもたらすドル箱のイベントでありますので、
ありとあらゆる手段を講じて、箱根駅伝に関しては開催に導くのではないかと見立てているのであります。
東京国際大が初出場初優勝を飾っていただろうと予想するのであります。
出雲駅伝は全日本や箱根と違って、外国人留学生の起用に関する規制がありません。
かつては鹿児島の第一工業大が留学生を2名、3名と起用してたびたび上位に食い込んできました。
今年の東京国際大は箱根3区で驚異的な区間新を叩き出したヴィンセント選手に加えて、
全日本8区区間賞のムセンビ選手も控える強力な布陣で、おそらく圧勝する確率が高かったと思います。
そしてそれを受けて、出雲も次回から留学生は1名までというルールに変わるのではないかと予想していたのであります。