長男は部活、次男はチームメイトの家に泊まりに行ったため、私は平成最後になるかもしれない観光ランへ。
先日の地元の新聞に個人の農家さん手作りのツツジ畑が見ごろになっていると載っていたので、
その場所がある熊本県宇城市の不知火町にて観光ランを実施することに。
道の駅不知火に車を停めてスタート。
ツツジ畑へ向かう前に不知火町の名所をひとまず見ておこうと、まずは国道266号線を西へ3kmほど走って松合地区へ。
古くから味噌や醤油、酒の製造が盛んな場所で、白壁造りの土蔵が並ぶ街並みを走っていると、
明治時代にタイムスリップしたような感覚にとらわれます。
この松合地区をぐるぐる走り回った後、来た道をいったん戻り、その途中にある永尾神社へ。
神社自体は落ち着いた静かな雰囲気でありますが、本殿を抜けて海へ出ると、広島の厳島神社を彷彿とさせる海に浮かぶ鳥居が目を引きます。
夕暮れ時には夕日と鳥居がシンクロする美しい写真が撮れることでしょう。
国道266号から看板を目印に脇道へ入り、上り坂をひたすら登っていきます。
別れ道のたびに看板があるので、迷うことはありません。
事前にGoogleMapで調べたところではそのツツジ畑は標高300m近い場所にあるとのことで、
最初は傾斜も緩やかでしたが、
近づくにつれて道がどんどん細く暗くなっていき、傾斜もどんどんキツくなっていき、
さすがに上りが得意な私でも2度ほど立ち止まって息を整えなければなりませんでした。
最後のほうは壁のような坂でしたので歩いてしまいましたが、先ほどの看板から3kmほど走ったところでようやく到着。
丸目さんという個人の農家さんが、ミカン畑だった場所に毎年少しずつ、50年かけて植えていったそうで、
斜面一面に広がる色とりどりのツツジの群れを見れば、ここまで走ってきた疲れは一気に吹き飛んでしまいます。
知る人ぞ知る、地元の隠れた名所でしたが、新聞に載って以来にわかに注目を集めたようで、日曜日の今日はけっこうな数の人が訪れていました。
まだ観光地として整備されておらず、駐車場もなく、ここに来るまでの道も狭く、車の離合に難儀するかと思いますので、
もしもGW中に訪れようと考えている方は私のように走って行くことをオススメします。
ツツジ畑にも、そこに向かうまでの道にもトイレや自販機はありませんので、
その覚悟と準備を怠らないようにすることも付け加えたいと思います。