キプチョゲ選手がマラソン世界記録更新~今日は敬老の日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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本日まで会社は2連休。

左腰の痛みは少し残っていますが、様子を見ながらゆっくりとキロ6分半ペースで15kmほど走って終了。


昨日は男子マラソン男子十種競技において世界記録が更新されるという、陸上界にとっては歴史的な一日となりました。

いちおうは現役のマラソンランナーとも言える私にとりましては、

何と言ってもベルリンマラソンでのエリウド・キプチョゲ選手の2時間01分39秒の世界新記録樹立に大きな関心を寄せるものです。



これまでの世界記録2時間02分57秒を1分以上も更新したわけですが、

1967年に豪州のクレイトン選手によってマラソンの世界記録が2時間9分台に突入して以来、

1969年にクレイトン選手自身が記録を1分03秒更新したのが最大の更新幅で、以後は数十秒、あるいは数秒刻みで更新されていただけに、

今回の1分18秒という更新幅はいよいよ本当に2時間切りが現実のものになってきているのではないか、そんな衝撃を世界中に与えたのでありました。



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この2時間01分39秒がどれだけ凄いものか、いろいろと説明する手段はあるのですが、

まずは私を例にとりますと、毎日コツコツと練習している40代のおっさんが本気でマラソンを走っても4時間を切るのがやっとですから、その倍近くは速いわけです。


あと、12月に京都で行われる高校駅伝、この大会記録は2015年の世羅高校の2時間01分18秒ですが、

日本人選手だけのメンバーによる最高記録は2008年の佐久長聖高校の2時間02分18秒で、

その時は大迫傑、村澤明伸、千葉健太、平賀翔太とのちに箱根駅伝でも大活躍するオールスター級のメンバーが揃っていたわけですが、


こうした日本の高校生トップクラスの7人が寄ってたかっても、今回のキプチョゲ選手に勝てないわけです。


そして今の日本が誇る長距離界のツートップのハーフのベストがそれぞれ、

設楽悠太  1時間00分17秒
大迫 傑  1時間01分01秒

で、この2人がリレーしてやっと勝てるレベルということで、日本の陸上界が受ける衝撃も計り知れないわけであります。



ペースメーカーをふるい落とす圧巻の走り、前半よりも後半のハーフが30秒も速い内容を見ますと、まだまだ記録を縮める余裕がありそうな気がします。

しかし、キプチョゲ選手も33歳、年齢だけをみると伸びしろは残っていないように感じますが、

19歳の2003年パリ世界陸上5000mで金メダル🥇を獲って以来、


2008年北京五輪5000m銀メダル🥈、2016年リオ五輪マラソン金メダル🥇などと、15年も世界のトップに君臨し続けているわけですから、

これまでの常識は当てはまらないような感じもいたします。


来年のベルリンでいよいよ本気で2時間切りを狙ってくるのではないか、大いに関心が集まるわけですが、

もしも今年と同じ9月の第3日曜日の開催なら、日本の東京五輪選考レース「MGC」と被ります。

MGCとキプチョゲの2時間切り、どちらが新聞の一面を飾るのか、この戦いにも注目したいと思います。