3.TPPで賃金が下がる

TPPに加盟すると「労働力の移動」も自由化される。

するとTPP加盟国からの労働者が日本にどんどんやって来る。

例えば、
ベトナムの労働者の最低賃金は月給で83万ドン ~155万ドン(地区などの条件によって違う)。
これを日本円に換算すると3057円~5709円と、

メチャクチャ安い。

まあ、ベトナム人といえども、日本で働くなら、
日本でご 飯食べたり、家賃払ったりしなきゃいけないわけだし、
飛 行機代(もしくは船賃)かけてやって来るんだから、
ベト ナム国内と同じ値段で働くというわけにはいかない。
日本には日本の最低賃金もあるしね。

でも、日本人にとってはサイテーの給料でも、
彼らにとっ ては大きな魅力。
安い給料でも働いてくれる人が増えれば、
企業はわざわざ高い給料なんか払わない。
こうして賃 金の相場はだんだんに下がっていく。

給料の安い外国人に職を奪われて、

日本人の失業はどんどん増えるだろう。

ちなみに、カナダ、アメリカ、メキシコの間で自由貿易協 定NAFTAが結ばれたことで、

アメリカ国内では50万人もの人が失業したんだよ。