2012年、アメリカで革命が起きるとい う[セレンテの予測]・・が、2008年11 月米国ですでに

先行き予報官・ジェラルド・セレンテは、「憎いほど的中 させる未来予報官」として、全米で有名です。 セレンテは、米国経済が2011年からさらに一層悪化するこ とにより、2012年には、アメリカで革命の火の手が上がる 、と予測しています。 この予測は2008年にメディアに対して行なったものですが 、状況はセレンテの予報どおり進んでいるようです。

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ジェラルド・セレンテによると、今度、アメリカに9.11の ような大きなテロ攻撃が起こった場合、銀行システムの完 全停止につながり「バンク・ホリディ」になることは避け られない、ということです。

セレンテが、この予測をしてから、2年少し経った今、現 在の情勢とどのように符合しているか確かめてみたいと思 います。 もちろん、2012年の兆候は、まだ、すっきりと目に見える 形では表れていません。焦げた臭いだけは漂っていますが 。

■セレンテは、アメリカで2012までに革命、食料暴動、税 金不払いによる暴動などが起きると予測している Celente Predicts Revolution, Food Riots, Tax Rebellions By 2012 (2008年11月13日の記事)

1987年の株式市場のクラッシュやソ連崩壊をピタリと当て た男は、今、アメリカで革命が起こることを予測していま す。

食料暴動、税金反乱など、これらのことすべてが4年以内 (この記事は2008年11月のものです)に起こり、テーブル に置く食べ物を確保することが、2012年のクリスマス・プ レゼントを買うことよりも重大な関心ごとになるかもしれ ません。

セレンテは、アメリカが2012年までに未開発国のような状 態になって、食物暴動、不法入居者の反逆、税金(不払い )反乱、および労働者の仕事を求めるデモなどによって革 命がおきる、と予測しています。

この革命の見通しは、英国防省の2007年のレポートによっ て反映された概念です。

その概念とは、 「今後30年以内に、富裕層と中産階級との間のギャップが ますます広がり、都市の労働者が社会秩序を脅かすことに なるだろう。 そして、知識、リソース、スキルなどにアクセスしながら 結束するようになるかも知れない。その上、中産階級は革 命的階級になるだろう」というものです。

このように英国防省は、2007年に予測しているわけです。

セレンテは、最近のインタビューで、遠からずアメリカで 革命が起きることを予測している。

「革命が、この国であるでしょう。 革命の兆しは、まだ見えていませんが、やがてはやってく るでしょう。 そして、サード・パーティーが現れるのを見るでしょう。 それは、革命への変化をもたらす人たちのことです。

このことで、白昼、ウォール街近くのワシントンD.C.が無 血のうちに接収されることになるでしょう。 この無血の一撃は、アメリカの状態が悪化を続けるにつれ て、起こる確率がますます高くなります」 とセレンテは予測しています。

「まず、最初に人々がやることは、重税に反対する人たち で結団することです。 人々には、学校税、固定資産税、その他諸々の税金を支払 う余裕がなくなっているので、その結団は大きなものにな るはずです。 こうしたことの抗議活動が展開していくのを見るはずです 」。

「非常に荒涼とした状態になります。 とても悲しいです。

私たちが、かつて見たこともないような大勢のホームレス の人々の群れがあるでしょう。 ホームレスの人たちが暮らすためのテントは、すでアメリ カ中で見られていることでしょう。それは、どんどん数を 増やすはずです。

同時に、空き家が立ち並ぶエリアが広がり、そこに不法に 住む人たちも、たくさん見ることになるでしょう。 この風景は、アメリカ人が馴染むことのできない景色でし ょう。

ますます治安は悪化し、多くの犯罪が発生して人々はショ ックを受けることでしょう」 とセレンテは言います。

1929年の大恐慌のときでさえ、人々の心は、近代的なドラ ッグや市販薬、クリスタルメス(覚せい剤の一種)などに よって潰えることはなかったというのに。

絶望した労働者階級の人々の心は、どんな人の理解をも超 えて、変質してしまうのです。

■締め上げられた中産階級は超国家体制を選ぶ

セレンテの、この2008年の予測は現実のものとなりました 。 そして、2011年は、アメリカ革命の始まりの年だと予測し ています。

世界の中産階級は、自身の階級的な利害において、超国家 へのプロセスを形成するため…

2008年にセレンテが出した長期予想のこの一節に、彼の本 音を垣間見ることができます。

まず、手始めに、アメリカのグローバリストたちは、彼ら の操り人形である政府を使って、中産階級を締め上げる。 そして、中産階級が資本主義にほとほと嫌気がさして、( その頃は元)中産階級による世界規模の連合・同盟を形成 する。 中産階級自らが、進んで超国家体制の建設にまい進する。

やがて、国家の壁が取り払われて、本当の意味の共産主義 体制が確立する。 これは、中産階級自らが選んだ道で、それを陰で操り、道 筋をつくっているのがグローバリストたち。

どうも、中産階級のポテンシャルを利用する、という大ま かなシナリオがあるように見えてきます。

だから、事実上、すでに破綻している米国であるにも関わ らず、米政府は「さらなる債務上限の設定をすべきだ」と いうガイトナー財務長官の暴走を許しているのです。

傷は深いほどいい。 グローバリストたちは、これを、30年以内に実現しようと 考えているのでしょう。

■「計画倒産の準備を着々と整えるアメリカ」

あのドナルド・トランプ氏まで、経済崩壊が迫っているこ とを警告しています。 彼は、もう準備を済ませているのでしょうか。 http://theeconomiccollapseblog.com/archives/even-donal d-trump-is-warning-that-an-economic-collapse-is-coming 2012年の米大統領選挙に打って出ることを意識しての発言 としか思えません。

自信過剰のサラ・ぺイリンの大統領の目はなさそうです。 韓国と北朝鮮の区別もつかないのですから、到底、大統領 の座に就くことなど無理でしょう。 http://endoftheamericandream.com/archives/is-sarah-pal ins-political-career-almost-over

■セレンテの「2011年、注目の11の傾向」

セレンテが主宰するトレンド・リサーチ研究所の2011年の 予測が出ています。 【Top 11 Trends of 2011】

①2011年は目を覚まされる 2011年は、世界中の人々が経済状態がいかに深刻で重大な ことになるか、いわゆる、さまざまな解決策が、いかに無 意味で手前勝手なものであるか、そして、その結果が、い かに恐ろしいことになるかを、すべからく認めることにな るでしょう。

人々は、約束を履行しようとする指導者たちが、いかに無 能で、知ったかぶりをしていた連中であるか、だんだん分 かってくるので、権威者に問い詰めるだけでなく、権威と いうものをいよいよ蔑むようになるでしょう。 そして、革命のタネが蒔かれるのです。

②2011年-崩壊 去年、巷で言われていたトップ・トレンドは「2010年のク ラッシュ」でした。 何が起こりましたか? 株式市場はクラッシュしませんでし た。 私たちは知っていたのです。

私たちトレンド・リサーチ研究所は、「トレンド・リサー チ2009秋号」で「株式市場の暴落は予測しない」と書いて います。

しかし、2010年、株式市場は、もはや回復の指標を示して いなかったし、経済の実況を表すものでもなくなっていた ことは事実です。

このときから、実は雇用指数、不動産市場、通貨圧力、国 の公的債務問題などの信頼のできる指標は、実のところ、 危機と災害の境界を行きつ戻りつしているのです。

2011年は、経済の建て直しに、いよいよ万策尽きた状態に なるでしょう。 私たちが予測しているのは、「2011年、本格的瓦解への亀 裂」です。

2011年は、今まで、ぐらついていた経済は、いよいよ崩れ 始め、通貨戦争が勃発し、貿易障壁が築かれ、経済同盟は 分裂し、いよいよ世界大恐慌の襲来が、誰の目にも明らか となるでしょう。

③締め上げられる人々

時が経つごとに厳しさは増していき、人々はより貧しくな って彼らの生活を締め上げるでしょう。 財政当局は、義務を果たすために必要な原資を搾り出そう と、いっそう努力を傾けることになります。

問題となるテーマには、さまざまなものがあるでしょうが 、どうであれ、政府は、“cut what you give, raise what yo u take”をお題目のように唱えることでしょう。(cut wha t you give~ 国民には今までより少なく与え、税金は一層 増やす)

④犯罪の波 仕事なし、金なし、借金あり…これが強いストレスとなっ て極度に緊張した関係をつくり、まさに導火線に火がつく 直前の状態になるでしょう。 この導火線に火がつけば、まさに犯罪のゴールデン・アワ ーです。

ジェラード・セレンテは言います。 「人々がすべてを失って、もう失うものがなくなったとき 、彼らは、それを失う」。 (それとは、人間の最低限のモラル)

経済的に極度に追い詰められた人々は、雨露をしのぐため の屋根と、テーブルの上の食べ物を求めて破れかぶれの行 動を起こし、犯罪的な行為を犯すことなど何とも思わなく なるのです。

⑤自由の弾圧が始まる 犯罪発生率が高くなり、取締りを強化せよ、という声が高 くなる。 「犯罪にはより厳しく」を合言葉に、“国家十字軍”は、 一般の市民を対象に闘争的な態度を取るようになるでしょ う。

恐怖が炊きつけた戦争状態では、一度、テロリストではな いかと疑われれば、有罪であることが証明され前に、殺さ れることになるのです。 また、犯罪が極に達して戦争状態になったときは、誰もが 無罪であることが証明されるまでは疑いの対象になるので す。

⑥代替エネルギー 主流のアナリストには一顧だにされないような実験室、研 究チームにおいて、科学的空想家、起業家たちは、かつて 不可能と考えられていたにも関わらず、新しい物理学的な 原理を組み込んだ法則をつくり上げ(でっちあげ)ようと しています。 彼らは、人間が消費するにあまりある量のエネルギーを解 放する装置をつくることに取り掛かっている人たちです。

いったい、それって何ですか? 市場に乗せるまでに、いったいどれほどの時間がかかるの か。 抜け目のない投資家たちは、「それは不可能だ」という懐 疑派の声をよそに、2011年こそ新興エネルギーの時代到来 とばかり、傾向分析を行なうのです。

⑦ジャーナリズム2.0 インターネット革命以来、(インターネットの)トレンド はさらに続いていおり、2011年は、ニュースと情報流通の 新しい方法が20世紀の今までのモデルを時代遅れにする年 として記されることになるでしょう。

さまざまな境界と言葉の壁を越えて、かつてない情報の到 達範囲が広がる中で、ジャーナリズム2.0は、政府と法人メ ディアが、これまで決して実現できなかった方法で、人々 に大きな影響を与え、教育・啓蒙するだけの潜在力を持っ ています。

私たちが過去30年間にわたって予測してきた何百ものトレ ンドでは、ジャーナリズム2.0のように広範囲に影響を及ぼ す効果を持っているものは、わずかしかありませんでした 。

⑧サイバー戦争 ちょうど10年前、デジタル時代は、今よりは溌剌としたも のであり、ハッカーは、私たちをいらいらさせるパソコン おたくと見なされていました。 私たちは、インターネットが持つ本質的な脆弱性と、デー タ送信において攻撃されやすいという性質を持っているこ とを知っており、こうしたインターネットの弱点が、サイ バー犯罪やサイバー戦争が盛んになる契機をつくるだろう ことを予測していました。

2010年、あらゆる政府はサイバー戦争は明らかであり、現 在の危機であることを認めています。 事実、2011年の今、そのようになっています。

これと同じくらい破壊的なことは、インターネットが国家 の安全を脅かすものだと考えて、インターネットへの自由 なアクセスをコントロールし、インターネット・ユーザー を特定して、文字通りシャットダウンしてしまう世界政府 の取る過酷な手段でしょう。

⑨世界の若者の結合 大学の学位があっても職に就けず、借金もかさんで、将来 の展望も見出せず、人間性むき出しに怒りをぶつけ、郷里 に戻ることを余儀なくされて、ついには20歳代の若者たち は、自制心を失って狂ったようになり、怒りを我慢できな くなるでしょう。

彼らは、ありあまるほどの活力と情熱を持っていますが、 自らの衝動を抑制できるほど円熟しておらず、結局、対立 的な運動に加わることになり、それは、しばしば過度にエ スカレートするでしょう。

若者たちの、こうした発露を抑え、彼らの自己満足として 事態を終息させようとする政府の努力は、功を奏すことは ないのです。

若者たちの革命は、テレビで放送され、ブログやyoutube 、twitterで知られることによって広がっていくでしょう。

⑩世界の終わり! 私たちは2012年を控えています。2012年…。 「終わりは近い」と、けたたましく鳴る電話が叫んでいる ようです。

いつの時代にも、世の終わりが迫っているというサインと 兆候を見たという人たちがいます。

しかし、この「世の終わりの時」を信じている様々な人々 の想像を超えて、「2012年」という年は、特別な意味を持 っているようです。

きっと、ハルマゲドンを信じている人たちの間では、2012 年は現実世界の終わり、地球滅亡というのは確実性のある 問題に写っていることでしょう。

合理的な思考力を持った知識のある人たちでさえ、果てし ない世界的な危機に関するニュースに触れるとき、時とし て、世界は危険な状態にあるのかも知れないと考えるので す。

この両方の流れは、いずれにしても、自分が生存すること ができるのかどうかを考えることにつながっています。そ れが、天か地かに関わらず。

⑪ミステリー・トレンド ミステリー・トレンドについては、1月中旬に発行される 「トレンド・ジャーナル」で明らかにされます。

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