前原氏「武器使用緩和を」 PKO見直し 他国軍も防衛 朝日新聞 9月8日(木) 14時59分

民主党の前原誠司政調会長は7日、米国・ワシントンで講演し、国連 平和維持活動(PKO)で自衛隊と一緒に活動する外国部隊が攻撃を受け た場合、自衛隊が反撃できるようPKO参加5原則を見直す考えを表明し た。すべての武器輸出を禁じる武器輸出三原則の見直しにも言及した。
野田政権は政策決定過程で党政調の権限を拡大する方針。党の政策責 任者である前原氏が見直しを表明したことで、党主導で議論が進む可能 性がある。
ただ、他国の部隊を守るために自衛隊が武器を使うことは、 憲法9条が禁じる「海外での武力行使」や「他国の武力行使との一体 化」につながりかねない。
前原氏は「3・11後の日米同盟」と題したシンポジウムで基調講演。 海外における自衛隊の活動について、
「米国の手の回らないパズルの ピースを日本や他の友好国が埋めていく」と位置づけ、
「他の主要国と 比較して十分な水準とは言えず、改善の余地がある」と指摘した。
そのうえで、隊員の武器使用を制限したPKO参加5原則について、
「自 衛隊とともに行動する他国軍隊を急迫不正な侵害から防衛できるように する」と述べ、見直す考えを強調。
「自衛権や武力行使の一体化の問題 にしてしまうのでおかしな議論になってしまう」として、集団的自衛権 の行使の禁止には抵触しないとの認識を示した。
前原氏は武器輸出三原則の見直しについても積極姿勢を示し、武器の 国際共同開発や生産に参加することが
「日米同盟、米国以外の国々との 安全保障協力の深化につながる」と語った。
さらに外相当時の昨年末に 閣議決定した防衛計画の大綱(防衛大綱)で三原則見直しが明記されな かったことを「残念だ」と振り返った。
また前原氏は、中国を既存の国際ルールの変更を求める
「ゲームチェ ンジャー」と表現。
「主張するルールの特異さとその価値観の違いも大 きな課題。日米が新興のゲームチェンジャーと新たな地域秩序の形成に 正面から取り組むのが最優先だ」と語った。(ワシントン=河口健太 郎)


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