29歳処女の変貌(4)
こんなに恋心が膨れていったのに急にメールの返事が来なくなった。
メル友としても成立しなくなった。
人生最大のハッピーな1日からどん底に突き落とされた。
今まで毎日していたメールが4日来ないだけで小百合の日常は崩れていった。
デートから5日目メールが鳴った。直人からだ。
「メール返事出さなくってごめん。生活が厳しくってバイトを少し増やしたんで…
なかなか返事できなくなっちゃって。
小百合さんが僕を買ってくれればいいのになぁー(笑)」
冗談で書いたつもりの直人のメールに小百合は真剣に受け取った。
「私の為に1日時間を作ってくれたらいくら??」
冗談で言ったつもりが予想外の返事に直人は戸惑ったがそのまま悪乗りして返事を書いた。
「5万かな」
すぐに返事が来た。
「今週私の誕生日なの。処女だけど直人に抱いてほしいと思ってる。5万でいい?」
直人の悪乗りは加速した。
「処女は5万上乗せで10万で喪失してあげる(笑)」
「お願いします」
直人の悪乗りに小百合は真剣だった。
そして直人も引っ込みがつかなくなっていた。
「土曜の夜ラブホテル混んでるから、ホテル予約しておいて」
「わかったわ。私直人からメールなかった時,
不安だったのお金なら出すからもう返事は必ず書いて」
「わかったよ心配させてごめんじゃあ今週末ホテルで…
バイトで忙しくって会う日まで連絡できないからどこのホテルに何時かメール後でしておいて。
じゃあ素敵な誕生日にしようね」
ねじまがった恋愛がスタートした形になってしまった。
それでも小百合は直人が居てくれればいいと…
直人と繋がっていることで
この恋愛がおかしなものだと気がつくこともなく、インターネットでホテルを探し始めた。