ドラム購入に際して、注意点と楽器選択。
フュージョンやジャズならタムタムのサイズは小さいほうがいい。(8、10、12、13まで)
バスタムは、14か16でいいだろう。
バスドラムも小さめで、18インチ~22インチくらいまで。
なぜなら、ヘッド(皮)のタイトなレスポンスが不可欠だから。
一方、ロック・ヘビメタ系なら太鼓は大きめを。野太い音指向だから。
タムタムのサイズ、12あたりから、13、14、ときには15と揃えよう。
バスタムは16か18が望ましい。二つ並べるのもいいだろう。
スネアは、ロックでもヘビメタでも、ジャズでも、金属のシェルか木胴か、どちらがいいとは言い切れない。
ヘッドのチューニングと裏ヘッドのチューニングの差によって、音をタイトにも伸びるようにもできるし、響き線の締め方、押しつけかたによって、キンキンした音にもマイルドな音にも出来る。ただ、シェルの深さは、深いほうが深い音がする。しかし、それも現品の当たり外れによって意外な結果となる。フュージョン指向、ジャズ指向なら、5インチ、5.5インチくらいの深さがいいだろう。オールマイティーなら、6.5インチである。7インチは私は試したことがないが、これも現品によって意外な結果をもたらすだろう。
足回りは、しっかりしたものを、尚かつ動きの速さに対応できる、或る程度軽いものがよい。ヤマハでも一番高級なハイハットスタンドより、一つ下げたランクのスタンドが望ましい。キックペダルも同様。
スネアスタンドとシンバルスタンドについては、そのメーカーの一番高級グレードをお薦めする。ちょっとのことでは倒れないからだ。同様に椅子も。
シンバルは、Aジルジャンまたはセイビアンをお薦めする。
ヘッド(皮)はラディックを。その際、ワイヤーブラシを使う人は、スネアの皮はとくにコーティングされたものをつかわなくては演奏できない。(透明でない皮を選ぼう)
スティック、ワイヤーブラシは、ヤマハでもパールでもOKだ。スティックを選ぶときに一番重要なのは、その人にとって使いやすい長さであること。太さや形状よりも、まずは長さが優先する。短いと速く動くが、大きな音は出しにくいという特性がある。一番短いモデルは、私の現在知るところ、「日野元彦モデル」である。ちなみに、私も「日野元彦モデル」を使っている。
今回は、ドラムの要、スネアドラムへのリンクである。
ご参考になれば幸いである。
シンバルは、次回記事に譲る。少々お待ちを。