すごい風が吹き荒れていますが、風の音に混じって行商豆腐屋さんのラッパが聞こえています。がんばってや!

▼状況激変
天井知らずの家賃相場を形成してた表参道・原宿エリアですが、さすがにバブル崩壊の影響を受け始めています。
もともと、アパレルなど物販がメインのこの界隈、メインストリートから一本入った裏路地にもどんどん新しい建物が建設され、裏原宿と呼ばれる独特のマーケットもエリアがどんどん広がっておりました。

しかし衣料品販売の不振はこのエリアでも深刻なようで、今シーズンのバーゲンは70%OFFが当たり前(原価ナンボやねん)、まだやっています。

ここへ来て広がった周辺部で中小アパレルの撤退がはじまり、空き物件が目立つようになってきました。

さらに、北米マーケットの深刻な冷え込みを受け、今までこの界隈の相場を引き上げてきた外資系企業も出店意欲が完全に減退。中心部でも新築ビルにテナントが決まっていないという状況が見受けられます。

とはいえ、好景気の間に計画されたビルは、1階路面であれば10万円以上で貸し出せることを前提に収支計算されており一気に正常な坪単価に変更することができず、泥沼にはまっているビルも多いようです。

▼そもそもの間違い
この界隈にまともな飲食店が少ない理由は、そもそも飲食店が成り立つ賃料単価からかけ離れているからですが、実は原宿の商店会が「この街に飲食は要らない」というスタンスを取っていたということを先週知りました。

街というものは、いろんな要素が集まって初めて魅力を形成するもの。
今まではあまりに成り行き任せで、それでも大儲けできていたわけですが、土地・ビル所有者、商店会、不動産業者に意識改革が必要になっていることは間違いないでしょう。

新会社「株式会社ラクテンポ」の目標は、「店舗出店の常識を変え」魅力ある街づくりに貢献することです。
劇的に変化する状況の中、4人の知恵を絞ってお手伝いさせていただきます。


ではまた。