麻生総理に足りないもの。

「年越し派遣村に一泊してみろ」という、避難者の声もTVニュースで聞きましたがすべての痛みを体験することは不可能。
体験よりも、「想像力」を働かすこと、相手を理解しようという「思いやり」の方が大事なのではないでしょうか。

彼だけに限らず、2世・3世のボンボンが多い日本の政治家には、この二つの意識が欠如しているように思います。

「想像力」がないから、ビジョンもない。「思いやり」がないから、不必要な発言を連発する。

今朝のの新聞各紙に掲載された自民党のばらまき「景気具体策」にどれほどの人が、「安心と活力」を見出すでしょうか。「想像力」の欠如と言うしかないですね。

今朝の日経に掲載されたコラム「核心」より、

「派遣制度を製造業まで拡大した政策と、企業の論理のせいだが、ひとつ大事なことを学ばなければならない。自分の身は自分で守るしかない、国も企業も頼りにならないということを知らなければならない」

確かに今の時点で正しい意見でありますが、政策を決定するときのこの事態は想像できなかったのか・・・


もっとも、このコラムの意見どおりなら、税金を払って国会議員・役人(政策を立案しているのは、ほとんど役人)を雇っておく意味はなく、アメリカ型の小さな政府を目指すべき。

世の中大転換が進みつつあります。政治・政策決定の構造も変わるのか?


ではまた。