週末実施したマーケット調査のレポーティングが一段落、ふぅ。
今回の調査ではクライアントの社長のアイデアで面白いデータが取れました。その分コストがかかって当社のマージンは限りなく減ってしましましたが(涙)、データの蓄積は大きいので結果としては収穫大ですね。

名著
資料を整理していたら、こんなものが。


ホイチョイプロダクションの力作「東京いい店やれる店」。
1994年バブル真っただ中に発行されたこの本は、「顔のいい女とセックスしたいと願うスケベな男性諸君に贈る、女を口説くための料理店ガイド」であります。

サブタイトル、「店を語って味を語らず。頭を使え!IDデート」に示す通り、料理の味よりも、デートコース・シチュエーションをどう構築するかに重点を置いた内容ではありますが、ある意味レストランと言うもの本質を突いている。斜に構えた(ちょっとお茶ラけた)構成ですが、よくリサーチされており、実は飲食店に対する愛情が垣間見れる。こじつけのさじ加減は絶妙で、イラストも秀逸。さらに、さりげなくマナーや店に気にいられるコツなどもうまく紹介されていて、今読んでもかなり面白い。

流石に、すでに消え去った店が多く、レストラン地図も変わっているのでそのまま使える素材ではありませんが、完全にお客目線で論じた、飲食店の研究本としてはお勧めです。アマゾンでなんか買うついでにいかが?
(中古本40円から。)

ではまた。