今朝の朝日新聞に、原油高の影響で食器(陶器)も値上がり始めたとの記事。飲食店を取り巻く環境はますます厳しいですね。

適正賃料
昨日神宮前に本社を構える都心部での不動産仲介・PMで定評のある会社の方と、店舗の賃料について意見を交換、そろそろ、ビルオーナー、PM会社も想定賃料を考え直す時期に入ってきたという認識で一致しました。

現状の高額な店舗賃料は、特にファンドがらみの案件では、「利回り」を最重視した家賃設定にならざるを得ないため、想定している募集テナント(ビル側が、テナント構成として望んでいる業種など)の事業内容や実力に見合った賃料であるか否かは二の次です。

ここ数年飲食業も、高額な坪単価でも入居する企業が増えていたので、ビル側としても「建てれば埋まる」状況が続いていてきました。「なんだぁ~、この賃料でもテナント集まるじゃん」と言った感じで、一部のバブリー飲食企業により、賃料相場の底上げを導いてしまいました。

ところが、やっぱりやっていけないんですね、都心部のテナントの入れ替わりの激しさに如実に表れています。さらに最近では鳴り物入りで立てられた新築ビル・商業施設の空きスペースが目立つようになってきました。
これでは、ビル側・テナント側双方が不幸になるだけです。

駅前ビルの賃料相場を底上げしまくった、消費者金融業界もいよいよ終焉に向かっています。共倒れにならないよう、今のうちにどちらも考え方を変えてゆくべきでしょう。


←表参道のど真ん中GYRE表参道の地下の飲食・食品街は1区画空いたまま。入口導線の悪さか、相変わらずガラガラで、オーガニックカフェの店員さんの態度も投げやり。





ではまた。

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