梅雨の合間の好天と言うか真夏でしたね。こんな陽気にネクタイ・スーツ姿で代官山をうろついているやつの80%は不動産屋でしょう(元シェフもその一人、ふぅ~融けそうでした)。

テナントの味方とは
今日はちょっと、会社の業務の事を。

ヌースコンサルティングオフィス の業務の中には、大手の店舗展開企業向けの店舗出店や店舗管理のスキーム改善コンサルティング業務もありますが、その対極にある、個人で店舗(特に飲食店)を出店しようとされている方向けのサポート事業もあります。

個人で、独立して飲食店を始めたい方はたくさんいらっしゃいます。人の下で働いていく中で自らの腕を試したい、理想の料理・空間を提供したいと言う衝動にかられるのは当然のことでしょう。

と言っても、たとえば都内で20坪程度のビストロを開店するとして、最低2000万円の資本投下が必要です。何度も言っていますが、経常利益率は大手の優良企業でも10%を切る厳しい業界、ハイリスクローリターン、投資的には全くお勧めできません(笑)。

ある統計によると、毎年10%程度店舗数が増え、同じく10%程度の店舗が閉店しているそうです。
何故なんでしょう?答えは、オーナーの気持ちだけで出店計画・立地判断をしているからです。

大手企業には、店舗開発の組織と担当者がいて、立地分析ソフトもあって、さらに有力不動産業者や開発業者から直接旬な情報が入ってきます。個人オーナーがこういった組織に太刀打ちできるわけはなく、優良物件が個人の手に渡ることは非常にまれ、ほとんのカスを掴むことになります。

不動産業者は、物件紹介してナンボの世界なので、オーナーさんの事業と物件のマッチ度に踏み込むことはまずありません。物件探しに疲れて来たオーナーさんは、「いろいろ見てけどこのへんでで妥協するしかないか、お客さんも持ってるしな」と契約してしまいがちです。

ヌースコンサルティングオフィス は、テナントと不動産業者の間に立ち、テナントの立ち位置で情報を収集し、商圏分析・立地分析と合わせ、事業と物件と商圏のマッチングを最優先に出店判断を下します。場合によって撤退も示唆します(先日も飲食店ではありませんが、1件潰してきました)。

はっきりいって、手間と時間がかかるわりに儲かる仕事ではありません。でもなぜやっているかと言えば、すべてのオーナーさん・シェフがハッピーになってほしいからです。

ではまた。

*そうそう、不動産起業塾 の中の精鋭チームで超低予算で飲食店が開業できる新しい事業を展開するプランを練っています。実現に向けて進行中、ご期待下さい。