脳卒中で麻痺をおもちになられた方は、歩行での
麻痺側下肢をふり出す際に何を意識されていますか?

麻痺側足部を床にひっかからないように高く上げることですか?


高く上げようと意識すると麻痺側の膝は緊張が高くなり、
足くびは内反・底屈を強めていませんか?(>_<)

 


 

本日は「麻痺側下肢をふり出すコツ」についてご紹介しますね☆

 

皆さんは、麻痺側下肢をふり出す時は何を意識されていますか?

歩いている時は細かく意識なんて出来ません!!
麻痺側の足部が引っかからないように!!
 

 

そういったお声をよくお聞きします。
歩きながら意識するのは難しいですよね(>_<)
そこで、本日は歩く前に立った状態で確認していきましょうニコニコ


体を支えられる安全な場所で実施してくださいね。
準備は良いですか?


まず、立った状態から非麻痺側上肢でやや前方の位置に

支えられる場所を把持して下さいねひらめき電球


次に、非麻痺側下肢を一歩、踏み出して下さい!!
この時、踏み出した足底全体にゆ~っくりとからだを乗せていきましょうひらめき電球


どうですか?


非麻痺側の足底全体にどっしりとした床を踏んでいる感じはありますかひらめき電球
この状態までくれば、麻痺側の下肢はどうなっていますか?


・麻痺側の踵(かかと)が内側に向いていませんか?

・膝は軽く曲がって、外側に向いていませんか?
・床と接地しているのは母趾(ぼし)だけになっていませんか?

もしくは、
・麻痺側の踵(かかと)が外側に向いていませんか?
・膝は伸び、内側に向いていませんか?
・床と接地しているのは小趾(こゆび)だけになっていませんか?


麻痺側下肢が上記の状況のままであれば、まっすぐ降り出しにくくなりますショボーン

 


踵(かかと)と膝は踏み出す直線上に向いているか確認してくださいねひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球


それではもう一度、両足を揃えた状態から非麻痺側下肢をゆっくり出し、

非麻痺側足部にじわ~っと体重を乗せていきましょう!!


この時、踵(かかと)が床からじわ~っと離れていくのを感じ取って下さいねひらめき電球
麻痺側の前足部(足趾の付け根から指先)優し~く床に接地しているのは
感じ取れていますか?おねがい


ここまでくれば、ふり出していきますよ~!!
その前に!!!


ふり出す時にリハビリのスタッフに「足をあげて~!!」と

指導を受けた事があるかもしれません!!


しかし、ヒトが歩く時に足部が床からどの程度、上がっているかをご存知ですかはてなマーク
足部が床から上がっている高さはおよそ1~1.5cmと言われていますひらめき電球
にも関わらず「足をあげて~!!」と言われると

足を引きずらないように頑張ってしまいますよねショボーン


そうすると~!!骨盤から持ち上げようとして、
支持している側の骨盤より高くなっていませんか?

本来、ヒトの歩行時の骨盤の傾きは支持している側よりも

足をふり出す側の骨盤の方が下がっているのですひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球


つまり!!
足が引きずってしまう大きな原因としては、
頑張って骨盤を持ち上げることによって、麻痺側の足首の緊張が高まり、

内反・底屈を強めてしまいやすくなるのですガーン


 

足関節の背屈が生じないにも関わらず、無理に麻痺側下肢を

ふり出そうとすれば余計に下肢の緊張が高くなるのですショボーン


それでは実際に麻痺側下肢をふり出して行きましょうひらめき電球


本日は足を高く上げようとせず、床から踵(かかと)が離れた後、
床に優し~く、接触している前足部の足底を擦りながら、ゆ~っくり膝を前に出すように
足をふり出して行きましょう(^-^)/


必ず前足部の足底を擦りながらですよ~!!


すると~
これまで頑張って骨盤を持ち上げようとしていた事で

緊張が高くなっていた膝関節や内反・底屈を強めていた足関節

緩んでいませんか?


さらに、股関節の前面(足の付け根)からすーっと滑る様に

麻痺側足部が前に出ているのは感じ取れますか?


そうなんですビックリマークビックリマーク

麻痺側下肢を骨盤から頑張って上げようとするのではなく

前足部の足底を擦りながらふりだす事で

膝関節や足関節に余計な力が入りにくくなるのですウインク


本日のポイントですひらめき電球ひらめき電球
(1)ふり出す前に麻痺側の踵と膝が踏み出す方向の直線上
   向いているか確認をする!!

(2)麻痺側下肢をふり出す際は、前足部の足底を擦りながら

   膝をゆ~っくり前方に降り出す!!


の2点です☆

はじめは、目で確認したくなると思いますが、麻痺側下肢を降り出す際は
姿勢を起こし、視線は前方を見て、前足部の足底を擦りながらまっすぐ振り出せているか?に意識を向けてくださいねウインク

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

少しでもみなさまの一助になれれば幸いです。

今後ともよろしくお願いいたします。

作業療法士 中川幸太郎

 

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