11月に入り秋の土用は終わりを迎える。

 

 どの星も、今月は感動、感情、感化が大事。

人間関係の中での小さな親切や気遣い、日常の中でのちょっとした感謝に心をとめたい。

感性に響く芸術や映画、音楽に触れることもいい。

怒りや恨み、悲しみの感情に焦点を当てるのではなく、感謝や感動、感性の豊かさに焦点を当てて過ごしたい。

 

 

一白水星

「運勢はまだ強い。節度を持って愛に生きる」

今年一年、変革の年を突き進む一白水星も運勢の強さはまだ続く。今月はスケジュールを埋めすぎてはいけない。ゆとりを持って、一人きりの時間を楽しんだり、友人との会話を楽しみたい。楽しく過ごす時間が、思いがけない悦びや発見を与えてくれる。実際に会うことができなくても、オンラインでの交流や会話でもいい。そこで得た気づきや発見を具体化すれば、さらに周囲に喜ばれ、コミュニケーションが円滑に、良好になる。様々な問題や不足にも気づくひと月でもある。自分やまわりの人にある「苦」を取り除くように力を注ぎたい。それが、周囲の人を喜びで満たすことになる。気配りのできる一白水星だから、今月は迷わずに、良かれと思ったことは遠慮せずにどんどん与えてみよう。自分も楽しく、まわりも楽しくという好循環を意識したい。仏教では苦を取り除くことを「抜苦」といい、相手を喜びで満たすよう与えることを「与楽」という。これを「抜苦与楽」といい、日本語で表せば「愛」となる。愛の実践は自分の発する言葉や会話で表したい。難しいことや高尚なことをする必要はない。やさしい言葉、相手を喜ばせる言葉を発することを「愛語」という。これだけでも十分、施しとなるのだ。今月は自分も周りも愛で満たしたい。不機嫌な顔は厳禁。年末年始に向け、自分をねぎらうひと月。


 

二黒土星

「疲れや不注意からの事故やケガに注意。」

立冬の頃になれば、二黒土星の運勢にも翳りが訪れることになる。今月は進んでいたものがストップしたり、大幅な変更を余儀なくされたりして、つらさを感じることになりそうだ。年末の忙しさの中でも心にゆとりを持っておきたい。やらなければいけないこと、業務は山積みでも、まずは落ち着いて事態を受け入れることから始めたい。あせりや慌ただしさからトラブルや交通事故が発生するかもしれないから、車の運転や階段の登り降りは左右の確認や足元の確認をしっかりしたい。考え事をしていては、注意が散漫になるので、生活の中でメリハリをつけて静と動を意識したい。こういう時こそ、日々の生活を丁寧に見つめ直したい。時間の無駄はないか、惰性で行っている悪い習慣はないか、体調管理や生活のパターンづくりには最適な時だから、一日の中でじっくり考える時間をとりたい。今月は若い人、目下の人との関わりからハンスがもたらされる。若手の営業マンだったり、お店の若い従業員さんとの会話や提案から新しい発見がある見込み。寒さに身体をこわばらせても、心は温かく、柔軟性を維持したい。今月の冷えは大敵。今月の勝負は吉。ただし、自分を支えてくれる人たちへの感謝を忘れると苦労となる。

疲れたら海鮮のお鍋を食べよう。


 

三碧木星

「直感が冴える時。進むときは進み、引くときは引く。味方を増やすとき。」

立冬を迎え、いよいよ本格的に冬が到来する。ハロウィンとクリスマスの間にある十一月だけど、まだまだ三碧木星の運勢は勢いが強いから、今月は仕事モードで、これまでできていなかったことにもどんどん着手して処理したい。今月は自分の直感が冴える時であるが独りよがりはいけない。部下や信頼できる人の言葉に傾けることを心掛けたい。家庭では妻や母親に意見を求めるのがいいだろう。自分では思いもしなかったアイデアがもらえるから、進んで意見を求めたい。そうした意見を聞いた上で、良いことはどんどん取り入れ、自分の直感に従って実行に移したい。進みはじめたら、自信を持って進むことが大切だ。三碧木星はおしゃべりで、フットワークが軽いから、軽率、言うだけ、長続きしないというイメージを持たれることもある。もちろんそういう部分があることは否めないが、直感的に動く行動力と、明るくおしゃべりして周りを巻き込む力は素晴らしいから、今月はどんどん行動していきたい。その時に大事なのは足元を固めること。確認作業、密な連絡、他の人が気づかないことなど、細部をしっかり詰めることを意識しておきたい。繊細な感覚と大胆な行動。バランスの良い三碧木星は、押しも引きもできるはずだ。プレゼンなども余裕をもって準備し、シミュレーションを繰り返すこと。

目の疲れ、ドライアイには注意。目薬、ヘッドスパなどは吉。



 

四緑木星

「周囲の願いを叶える。上昇機運あり。」

周囲は活気づいているけれど、何となく気持ちが晴れない四緑木星。月末に向けて徐々に回復していくから、焦らず、健康には気をつけて過ごしたいひと月となる。今月は普段は考えないようなことに悩むかもしれない。経済的な問題、人間関係、これからどうしていこうかと思案する人もいるだろう。答えが見えなくて、なんだか気分も上がってこない日が続く。しかし、そんな中でも四緑木星を頼ってくる人は多い。自分の気分が乗らなくても、何かを求められたとしたら、求められるように動いて、周囲の願いを叶える自分になろう。人生には願ってもそれができない時もある。いまは、それができるチャンスだから見逃さないようにしたい。今月は特に、自分の年下や目下の人、部下や従業員に意識を向けたい。あれこれ命令や指示するのではなく、彼らの働きや存在のおかげで自分や組織は支えられていることを感じ、感謝やねぎらいの言葉を伝えたい。差し入れや懇親会などでもいいから言葉と行動で示しておきたい。自分が辛いとき、うまくいかない時ほど、周囲の助けや助力を感じられる自分であることが、今月はとても大切だ。気分が落ち込んだら、人に感謝を示したい。相手の喜ぶ顔が、自分にもエネルギーを与えてくれる。ストレス解消に音楽鑑賞やライブイベントもいい。心の空白を埋めてくれる趣味や趣味の仲間は人生の中で貴重な存在である。疲れたら柑橘系のホットドリンクやアロマオイルでリフレッシュを。身体を冷やさないこと。



 

五黄土星

「過去の継続よりチャレンジ精神。日常で感じる違和感が鍵」

やっと運気は谷を越えて回復。五黄土星の生活は師走に向かって活気を取り戻してきた。ここ数か月はやりたくても環境が整わなかったり、反対にわかっていてもできなかったりと手を打てる状況になかったけれど、やっと乗り出すところにきた。自分にも自覚はある、声をかけてくれる人、相談に来る人、少しずつ輪が広がっている。特に、今月以降の新たな出会いは、信頼関係を築けるように努めよう。

今月は、新しいチャレンジを試みてもいいときだ。環境や社会は大きく変わっている。これまでの当たり前が当たり前でなくなり、全く新しいものが生まれてきている。生命は連続性を断ち切って発展する。これまでうまくいっていた経験や知識だけではこれからの発展は見込めない。常にこれでいいのかという自問自答をしながら、自分のこれからに向けて歩んでいきたい。過去を否定するのではなく、良いものは引き継ぎながら、新しいものを創造していく時が来ている。社会の変化に伴い、これまで行っていることの多くに違和感を感じている人もいるだろう。その違和感を解消していくことが、イノベーションとつながり、自分の人生のバージョンアップにつながる。自信を持って、少し高い目標に挑戦すること。自分自身や周囲の低い期待、甘い誘惑にのってはいけない。少しずつでも成功体験を積み上げていくこと。情報発信も良い。柔軟体操、ヨガなどは吉。身体を冷やさないよう、おでんやお鍋であったまろう。


 

六白金星

「面倒ごとあり。決意を持って事にあたる。」

年末に向けた打ち合わせや新規の企画会議など、ますます忙しくなってくる。あちこちに電話したり、話し合いの連続だ。大きな勝負に出るのは来月だけど、その布石を打つのは今月であることを肝に銘じておきたい。自分の目標に向けて進みたいので、周囲への声かけや根回し、連絡などを密にしておきたい。六白金星は前向きにやろうとするが、その一方周囲に納得しない人がいたり、何か立ちはだかる壁が出てくる。面倒なことが増えてくれば少し成り行きを見守ってみよう。相手を立てれば乗り切れる。ここでゴタゴタすれば成果も危うい。時にはじっと待つことが、最善である場合もあるのだと心しておきたい。自分の歩みに自信があるのであれば、何も遠慮することはない。対立や口論する必要はなく、自分の歩みを着実に進めていく姿勢を示すことが早道だ。まわりがどう動くかよりも、自分自身の動きが見られているのだ。

十一月ともなれば、すでに来年の気が動き始めている。気の早い人は来年に向けた動きを開始しているかもしれない。今年一年の手帳や日記を読み返したりしながら、やり残した事、来年もやりたいこと、今年でやめることなど整理するのに良いときだ。物の断捨離はもちろん、心の断捨離も行うように。今月のケンカや衝突は避けること。機嫌よく過ごしたい。休日は身体を動かして気分転換を。チーズ、納豆、味噌などを使った料理は吉。


 

七赤金星

「重要な決断を迫られる。後回しにしない。」

運勢は強く、ありがたいばかりの心境だ。物事がよく見通せるから、やろうと思ったことを決断してやっていい。今月は周囲の人も七赤金星の応援をしてくれるから、感謝しながら笑顔で実行しよう。なぜこうまで物事がうまくいくのか。すべての手柄は自分にあると考える人間には、応援の手は差し伸べられない。今まで無駄だと思えたこと、見返りも無いのに人のために動いた時間、それらを周囲の人々はしっかりと見てくれていたのだから、今月はやるべきことは後回しにせず実行したい。焦ることはないが、重要なことを後回しにすればするほど後手後手にまわるので、気づいたことは迅速に処理したい。今月のがんばりは、来月のゆとりと喜びに現れるから、引き続き気を緩めずに、物事に当たりたい。中旬以降、見過ごすことのできないものに出くわす予測。組織や家庭においても、不穏な兆候があれば軽く考えずに危機管理をしっかりとすること。大きな問題であればあるほど四方八方に手を尽くさなければならなくなる。順調な中にもこうした事態があり得ることを予感しておきたい。人との意見の対立などには注意すること。「自分が正しい」という考えは、時として判断力と柔軟性を奪う。イライラしたときは間を置いたり、深呼吸して心を整えたい。感情の乱れと一人よがりは思わぬミスやトラブルにつながる。家族やスタッフと外食するのは大賛成。中華や点心、天ぷらなどもいい。財布はこちらが持つといい。爽やかに気持ちよく支払おう。ボランティア活動、奉仕活動に参加するのは大吉。


 

八白土星

「見返りがなくても心を尽くす。相手と自分の感性を刺激し磨くひと月。」

運気は緩やかに下降し、生活も落着きつつある。忙しかった今年一年、ここ数年自分のやるべきことや目標に一生懸命取り組んできた人は、少しずつ余裕やゆとりが出始めている人もいるだろう。思考、計画、行動のスピードを少しずつ緩め、これまで進んできた道や成果をじっくりと把握したい。大きな成果が出た人は、これまで支えてくれた人、応援してくれた人と話し合い、これからの活動に向けて意識を共有したい。堅苦しい雰囲気ではなく、楽しい雰囲気の会食や懇親会を企画したい。これまでの結果に満足でない人も、今月は家族や関係者との食事会や喫茶は大吉である。後々のプラスになるから、必要な出費はかかっても心配しないこと。今は周囲のために心を尽くすことが大切だ。自分の得にならないことを平然とやっておきたい。易経には「損」という卦がある。損得勘定という言葉があるが、ここで言う損は、損か得かの損ではない。損とは自分を損することで、時間、お金、労力など、自分の持つ様々なものを相手のために役立てることで、より大きな喜びや成果を生むことを言う。相手が喜ぶように心を配る、お金を遣う、計画するという行為は、何も相手のためだけではなく、自分の喜びにもつながる。ここ数年、激動の中で生きてきた八白土星は、今月からは歩みを遅くして、自分がこれまでお世話になった人たちや、これまで自分のやってきた活動について考えたい。自分のやってきたことはやらされてきたのか、それとも自ら楽しんでやってきたのか。自分と相手の喜びを考える時がきている。まずは自分から差し出すこと。辛い物、キムチ鍋、卵料理は吉。


 

九紫火星

「新しい動き。素直に人の話を聞くこと。指導に沿って進む。」

年末に向けた動きが加速して忙しくなる。上司や得意先から依頼され、あれもこれもしなければならないと頭脳はフル回転だ。スケジュールもいっぱいになる。ときに疲労が溜まりやすいから、とことんまで自分を追い詰めないように。生活の中にメリハリをつくることが重要となる。今月はなにか新しい展開が見込まれる。来年にもわたる話で、大きな可能性を秘めている。自分の望むものでなかったとしても、目上の人か、上司の指導を受けて進めよう。これから自分はどこへ向かうのか、家族の問題はどのように動いていくのか。先のことが心を占めている。

生活の中でメリハリをつけることも良いが、旅に出るのもいい。身近にないものに触れ、目で見て感じたい。自分の可能性を探る旅ともなるだろう。家族ともよく話をしよう。今年もいろいろと話し合ってきたと思うが、人によっては肝心なことを聞いていない。その場合は家族の意向もしっかりと聞いておきたい。山登りや、キャンプ、アウトドアなどはおススメ。高級な和菓子やミルフィーユなどは吉。スイーツで心と思考の切り替えを。

 

素敵なひと月をクローバー

 

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