2.相性・相尅 

 

2-1星の相性

 

今日は「吉方(きっぽう)」について学んでいきます。

吉方とは何かというと

「気=生命力」という観点から言えば
「その人の生命力を高めるもの」のことです

簡単に言えば、食べたり、身につけたりすると元気が出るもの
その場所にいったらテンションがあがる場所などを吉方といいます

だから、「吉方をとる」というと
「方位を見て移動する」
と言う風に考えるかもしれませんが、

食べ物にも九星がありますし、場所や植物、色などにも
それに応じた九星の意味がありますので、
それらを上手に取り入れることで吉をとることができ、
自分の気を高めることができるのです。

疲れたときに、甘いものが無性に食べたくなるとか、
緑がいっぱいのところに行くと癒されたり、
逆に人がいっぱいのところの方が元気がでるとか
人によって、その方法がちがうのも
その人によって吉方が違うからと言えます。

今日は、自分にとっての吉方が何なのかについて
知っていきましょう。

五行のおさらいですが

木・火・土・金・水という五つの要素で世界は構成され、
それらに九つの星がそれぞれ当てはまるというのが
五行の考え方で、それを表したのが以下の図です。

 

 

 

 

木星には三碧木星と四緑木星があり、火星には九紫火星、
土星には二黒土星と五黄土星、八白土星があり、
金星は六白金星と七赤金星。
そして、水星に一白水星があるということは
理解していただけたと思います。

この位置関係からとても多くのことがわかりますので、
まずは五行と、九星の位置関係は必ず覚えてください。

これから、この図を使って、吉方の説明をしていきます。

吉方とは言葉の通り、自分にとって吉をくれるものです。

【吉方=相星(あいぼし)】とも言います。


この吉方を活用することで、元気が出たり、体調が整ったり
仕事がうまくいったり、いい出会いを引き寄せたりという効果があります。
また、人間関係をよくする上で、相手とどのように接すれば
お互いにプラスになるのか、伝わりやすいのか、理解してもらえるか
などのポイントがわかるようになり、日々の生活に,非常に活用できます。

ビジネスにおいても誰とチームを組めばいいのかなども分かりますし、
成果を出すという上でも、活用すればとても役立つでしょう。

五行と九星という非常にシンプルなものですが、
このシンプルなもので、複雑なことを説明するというのが
一つのポイントであり、東洋の深い智慧だと思います。

では吉方についてですが、
まず五行では、自分の本命の星と

隣り合う星が吉方となります。

木星であれば木星と水星と火星が相星(あいぼし)となり、
お互いに吉方となります。

これを九星で見ると、三碧木星の人であれば、
三碧木星と四緑木星、一白水星と九紫火星が相星となります。

金星であれば金星と土星と水星が相星となり、
お互いに吉方となります。
これを九星で見ると、六白金星の人であれば、
六白金星と七赤金星、二黒土星、五黄土星、八白土星、
一白水星が吉方となります。
(五黄土星は凶方のところでも詳しくやりますが、
 今は相星であるととらえてください)

ですから、五行が頭に入っていて、自分の本命がわかれば、
相星が簡単にわかるのですぐに活用できます。

相星の人というのは、自分と話の合う人(=言えばすぐ理解してくれる人)や、
会うと元気をくれる人だったり、ついつい世話を焼いちゃう人だったりします。

今までの自分の人間関係の中で、この五行を調べてみると、
あっ!やっぱりこの人は相星だったのかということが分かると思います。
また、相星なのに「何となく苦手で・・・」と言う人も、
意外と話してみれば理解し合えたり、とても大事な助言をくれたり、
いい人だったりという発見もあります。

ですから、相手が吉方で相星の人であるなら
積極的に関わっていいと思います。
話をすれば分かり合える、理解ができると
自信を持っていいのです。

相星がわかったところで、もう少し話しを深めていきましょう。

五行の原則は相関関係ですが、その関係性についての
ポイントがあります。

まず五行に親と子の関係があります。

木が燃えて火を生み、火は燃やして灰をつくることで土を生み、
土の中から鉱物などの金が生まれ、金が冷やされたりすることで水を生み
水は木を育みます。

つまり、木は火の親であり、火は木の子どもである
というような関係があるのです。

それが、木生火から始まる言葉の意味なのです。

ですから、九紫火星の人は、どうしても三碧木星や四緑木星には
頭があがらないというか、面倒をみてもらうようになります。
七赤金星の人であれば、五黄土星の人には逆らえないというような
力関係があるのです。

逆に、九紫火星の人は、土星である二黒土星や五黄土星、
八白土星の人に会えば,何かアドバイスしたくなったり
お世話をしたくなったりしますし、そういう関わり方、
コミュニケーションの仕方が仲を深めるコツとなります。

ですから、営業職の人などは,相手先の担当者の星がわかれば
どういう接し方をするかを選べるということです。
お互いにとって、どういう話し方をすればいいのか、
そういう話の持っていき方をすればいいのがわかるのです。

相手が親星であれば、親に対するように敬意を持って接したり
丁寧に、応援をもらうような話のもっていき方がいいでしょう。

相手が子星であれば、高圧的にいきなさいというのではなく、
こちらからの提案を多くし、どのように進めていけばいいのかという
助言をするなど、安心感を与えることを大切に。

というような活用の仕方があります。

ちなみに、自分が子で、相手が親である吉方を
「生気吉方(しょうききっぽう)」といい、
自分が親で、相手が子である吉方のことを
「退気吉方(たいききっぽう)」と言います。

打算のない通常の友人関係などにおいては、
そこまでシビアに考えなくてもいいにせよ

やはり結果を求められるビジネスや仕事においては、
こういったことを活用しない手はないでしょう。

ですから同じビジネスをする仲間、同僚、チーム作りにおいては
非常に大きな効果を発揮するので、ぜひ活用してみてください。

親と子の関係による生気吉方と退気吉方の他にもう一つ、
友達のような関係の吉方もあります。
それを「ひ和吉方」といいます。

これは、三碧木星であれば、四緑木星。
七赤金星であれば、六白金星というように
同じ五行の星によってもたらされる吉のことです。

ですから、四緑木星と三碧木星の夫婦であれば、
非常に仲のいい友達同士のような夫婦になりますし、
お互いのことも良く理解できる関係となるでしょう。

五行によって、そのような人間関係が見えてくるのです。

 

今日も読んでいただきありがとうございます!

感謝

 

2-2 星の相尅(そうこく)はこちら