さて、前回は気学を学んでいく上で準備していくものについて書きましたが、今回はとても大事な内容です。
九星気学を学んでいく上でとても大事なことは自分の「本命(ほんめい)」と「月命(げつめい)」を知ることです。
「本命」とは何かというと、自分の生まれた年によって決まるもので、「月命」とは、生まれた月によって変わるものです。
まず「本命」は、その年の「年盤(ねんばん)」によって決まります。
「年盤」とは何かというと、
天体が動いて日々移り変わっているのと同じように、
一年ごとに変わる大きな気の流れのことです。
その一年において、何の気が中心に来ているか
というものを表したものです。
わかりやすく言えば、
毎年十二支が変わっていくように、世界を覆う大きな気も、うつりかわっているものだと思ってください。
(十二支も動物ではなく、気の一つなのです)
「本命」は次の一覧表を見て出してください。
(『鑑定ハンドブック』P8~9参照)
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*前回紹介した『展望手帳』にもあります。
例えば、2017年の場合、一白水星(いっぱくすいせい)と書いてあります。
これは、2017年は一白水星という星が、
一年の気の真ん中にいますので(これを中宮(ちゅうきゅう)と言います)
2017年に生まれた人というのは、
一白水星の気を受けていることから、
本命が「一白水星」ということになります。
2018年になりますと、年盤上の気が移動し、
九紫火星(きゅうしかせい)が中宮(=真ん中)になりますので、
2018年に生まれる人は、九紫火星が本命となります。
ここで大事なのは、気学でいう年の変わり目は、1月1日ではなく、2月4日の立春だということです。
ですから、2017年生まれでも、1月15日生まれの人などは
2016年で見ますので、本命は二黒土星(じこくどせい)となります。
このように、生まれる年によって変わるものを「本命」といい、その人の基本的な性質を決めています。
ですから、同級生はみんな同じ星なのかというと、そういうことになります
「なんであんな奴と一緒なんだ!」と認めたくない人もいるでしょう
もちろん、生まれる月によって「月命」が変わったりしますので、個性の違いは出てきます。
基本的に同級生は一緒の星であるということです。(早生まれ(*2/4以降)の人は違う)
まず、生まれた年によって、9種類の星に分かれるということを知っておいてください。
昔、流行った「エニアグラム」=9つの性格なんていうのも、この気学と同じように人間を9つのタイプに分けます。
エニアグラムは心理学的な手法によって9つのタイプに分けますが、九星気学は生まれた年によって人間を9つのタイプに分けます。
「人間という複雑なものを、簡単に9種類に分ける」というと乱暴なように聞こえるかもしれませんが、複雑なことを簡単に説明できるというのが九星気学のいいところであり、理解の幅、解釈の幅が広いという奥深さが、先人の智慧による工夫であると言えるでしょう。
もちろん、同級生はみんな一緒かと言えば、個性の違いはあります。生まれた月はもちろん、名前(姓名=生命)が違いますし、7歳までに住んだ家相、家庭環境が違います。
ですから、そういうところで大きな違いが出てきます。
また大人になっても、引っ越した方位や、今住んでいる家相によっても環境から受ける気が働くので、大きく変わってきます。
ですが、本命という基本的なものは変わらない
ということは覚えておいてください。
まずは自分の本命は何かを知ることは
自分を知ることにつながります。
自分の星の持つ、可能性や特徴、強みや弱み、傾向を知ることからはじめていきましょう!
自分がわかったら、まわりの人や家族などを出してみるといいでしょう!
楽しみながらやってみてください
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