気学上の2月は3日23:59立春から始まる。

 

気学上は2月から新年が始まる。

季節のめぐりは立春、立夏、立秋、立冬で変化し、その前日を節分(せつわけ)といい、季節が変わることを示す。新年と聞くとなんだか気分が高まる人もいるだろう。新しい一年がはじまり、新しい気が始まるから、環境の気に合わせて、自分の心や生活を整えていきたい。気を活かすという言葉は「機を活かす]という意味にもつながり、普段から自分の心や生活を整えておくことで、目の前に来たチャンスに迅速に乗ることができる。今年は六白金星が中宮の年となり、驚くような大きな変化が突然やってくる人が多いだろう。(良いことも悪いことも、、、)そんな時、素早く対応しチャンスを活かせるように、コツコツと自分の身の周りの整理や準備を整えておこう。

 

 辛丑(かのと・うし)の年でもあるので、これまでのしがらみや組織の見過ごしてきた問題や放置してきたもの、人生にとって無駄なものがあれば捨てる決断を迫られる人もいる。周囲の気は、無駄なものを切り捨てる気をまとっているから、今年一年は自分にとって不必要なものを切り落とすには最適な年となる。自分の周囲の環境もそうだが、まずは自分の中にある悪い習慣や怠惰な生活、愚痴や不満など腐敗の心を切捨てておきたい。スッキリとした心持ちでいれば、チャンスが目の前に来た時に行動することができるが、無駄なものに気をとられていればチャンスに気づかないばかりか、チャンスに乗り遅れたことで不平不満は更に大きくなり悪影響を及ぼす。

 

今月は月盤上において、五黄土星が中宮になるので自分の中の不満や周囲への批判癖などの腐った心を取り除きたい。

 

どの星も新年のスタートは、自分の心を見直すことから始まる。

 

一白水星

「自分の心を立ち上げる、人との協調、協力を意識。遅れるとトラブル。」

 立春になって一年の運気がスタートする。二月はまだ寒く、身体が冷えやすい。暖かい日もあるが、体調管理をしっかりとしよう。なぜか今月はテンションも低く、人間関係で悩むかもしれない。それでも徐々に運気は立ち上がってくるから心配しないように。気をつけたいのは、マイナス思考に陥るときだ。どんな人であっても、物事をマイナスに受け取れば、自分本位な解釈に陥り、ささいな真心に気づけなくなる。人のよき思いにも鈍感になる。よき思いを見逃せば、それは存在しないものとなり、いっそう他人や世界に明かりを見出せなくなってしまう。でも実は原因は外ではなく、自分の心にある。心は、あらゆるものを生み出すきっかけになるのだ。暦の上では春だが、まだ冬の気は残る。しかし大地のなかでは着実に春は始まっている。それを知るのと同様に、ささやかでもいいから人のよき思いを見抜き、自分の気持ちを明るく立ち上げよう。そうすれば、すべては自分から始まることがよくわかってくる。一白水星は、すべての根源の星。自分を信じ、まわりを信じ、人を受け入れれば、大きな問題にはならない。

 ただ、遅れてやってきたものに関してはトラブルにつながりやすいから注意すること。自分が遅れることも注意が必要だが、他の人が遅れてきた場合も注意が必要だ。時には厳しさも必要。今はどんなにつまらない用件にも、面倒がらずに対応しよう。目の前の一つ一つの物事に丁寧に取り組んで、助け合って進むように。まだまだ寒いから、身体をあたためること。疲れたら甘いホットドリンクで休息を。

 

 

二黒土星

「新年のスタート。着手は早く、しかし確実に。」

 2月のはじまりとともに、気分は一新される。暦上の季節は春へと変わったが、まだまだ寒さは残り、身体も動きにくい。今月から初夏まで運勢は回復に向かう。この時に学び、自己を成長させて準備しておきたい。今月はとにかく慌ただしい。ほとんど大した用件ではないのだけど、驚くような話もあってバタバタ動き回ることが増える。それらは良い兆しだから、丁寧に対応したい。先月に解消できていない問題が残っていれば、今のうちに手を打っておこう。後回しにしたくなるようなことほど先に動いて、気のついたことからやっていこう。チェックリストなどで一つ一つ確認するのも良い。今月、解決に向けて行動すれば、来月はよりスムーズに事が運ぶ。

 着手は早く、行動は丁寧にをモットーとしよう。ときとして、ささいなミスがある。注意散漫にならないように気をつけよう。あわてないで落ち着いて対応すれば大事にはならないから、あせらないこと。聞き間違いや言い間違いなどもしやすいから注意。起きた問題を放っておいたり、軽く扱ったりすれば、禍根を残すかもしれない。言われたことは、忘れないうちに行動に移そう。計画がダメになることがあっても、騒ぎ立てないように。別の話がやってくることもある。いいことも困ったことも、吉凶織り交ぜて二黒土星は成長に向かう。大切なのは、何度でも気持ちを起こして、前向きにやってみること。何かの再チャレンジも賛成だ。積極的に新しい試みを始めたい。冷えには柑橘系のホットドリンクが吉。気分を変えるなら柑橘系のアロマでリフレッシュしたい。打ち身や足のケガに注意。

 

 

三碧木星

「明るさが広がる、相互作用の月」

 新年のはじまりとともに、二月に運気は高まり、勢いに溢れている。次々に発展の気が充満して、あちらからもこちらからも問い合わせがくる。動きも軽快で、まるで三碧木星にだけ春がやってきたようだ。だからこそ自分の周囲や組織の皆に、明るく声をかけたい。家族には朝一番で元気な声を響かせよう。その明るさに救われる人々がいるのだ。三碧木星が一人いると、不思議にその部屋は明るくなる。今月は人との関わりの中で、明るい挨拶、明るい声かけが最も重要となるから心しておきたい。こうしたことは三碧木星にとって、それほど難しいことではない。自分の心が定まっていれば一貫して行える。今月、大切なのは、一方的な関係になっていないかを確認することだ。話しかけたのに返答も聞かないで物事を行ってしまったりはしないように。相手の目を見て微笑み、反応を確かめて、会話を楽しもう。相互作用によって心は通じ合い、思いは伝わる。互いに通う空気が心地いい。そうした世界をつくりたい。それはとても健康的だ。リラックスして肩の力を抜こう。今月は一人よがりや自分勝手を抑えたい。相手の存在をなしにして一人動き回らないことだ。本当の関係を築くには、相手の世界にも興味を持って触れてみたい。好奇心は三碧木星の持ち味だから、些細な変化や物事にも興味を注ぎたい。今月は特に自分が先に立ちやすい。人や物の動きが多いから、ときに相手の意向や状況に意識がいかないかもしれない。身近な人との関係を見直して、やるべきことを行動に移そう。人からの指摘は取り入れて、自己成長につなげたい。起床時の体操やストレッチは吉。疲れたら早く寝る事。早起きは大吉。食べ過ぎたら、サラダやパスタ、うどんなどで軽めの食事を。

 

 

四緑木星

「運気は強いので安心して進むこと。順序通り進めることを意識。」

 今月から本格的な2021年の運気がスタートする。四緑木星は二月、南東にいる。この場所は四緑木星の本籍地だから、自分の良さを活かしてスムーズに物事は運ぶ。運勢も強く、体調もよいので長くかかる仕事や面倒な案件があっても勢いよく処理することができる。こういう時は、つまらない考えで自分の雰囲気を悪くしないことに注意したい。柔らかい雰囲気と笑顔でいつもの四緑木星の優しさが表に出るといい。多くの人と関わりながら、要望に応えて仕事をする。その日々の積み重ねが信頼につながっていく。また、気になっていることは遠慮しないで尋ね、その都度解決していくことを心がけよう。相手の都合を考えてしまい、曖昧にしたまま次へ進むのはいけない。嫌な事ほど迅速に着手すると吉。問題の先送りは周囲を巻き込んで大事に至る。まわりの動きがよく見えるから、四緑木星の判断に間違いはないと思う。ときに周囲は勝手なことをを言うけれど、それに振り回されることなく、やるべきことをやっていこう。順序を前後させないことが大切だ。迷いながらここまでやってきた四緑木星、いよいよ新しい人生が始まる。まだそれをはっきりと実感できないが、ゆるやかに始まっているから、あせらずに生活しよう。人によって、活躍の場は多岐にわたる。休みの日には家庭でゆっくりと過ごしたい。不満やイライラからの交通事故に注意。甘いもののお供には香りの良い紅茶が大吉。ベトナム料理やタイ料理なども吉。

 

 

五黄土星

「目標を高く、決意をしっかりと。小さなことを大きく積み上げる。」

 立春となって、二月から本当の一年のスタートだ。昨年から続いて走ってきたけれど、今月は少し立ち止まって、これまでやってきた活動を振り返っておく時間をとりたい。自分の言動や結果を見つめて、どうすればよくなるかじっくりと考えていよう。今はあせる時ではない。強い運勢が続いてくると、自分本位で物事を進めるのが当たり前になってくるものだ。せっかくの強い運気を弱めてしまわないように、周囲に支えられていることを感謝しつつ、その人たちを幸せにすることを改めて決意しておきたい。今年は人によって違いはあるが、五黄土星にとっては大きく飛躍の年となる。現在地と今年の目標をしっかりと把握しよう。自分のやってきたことの棚卸やこれからやるべきことに向き合うのはときに億劫になるけれど、面倒な作業こそしっかりと行うことが大切だ。じっくりと腰を据えて考える時間をとれば、目標にたどり着くための方法や手段などは自ずと見つかるようになる。これまでの自分を信じて、振り返ろう。五黄土星は実際に窮屈な状況にあっても、あらゆる経験を糧にして実力をつけていける星だ。新しい人生は、現実から広がっていくものだから、目の前のマイナスのものをプラスに転換して前に進んでいこう。自分のことはもちろん、周囲の人の不満、不平、悩みなども転換してあげる力が五黄土星にはある。一年をかけて人生を転換するには、今の苦労は必要なことかもしれない。自分のなかに大きく蓄積していこう。それだけ可能性の芽は伸びることになる。疲れたら、高級なお店やスイーツで自分にご褒美を与えよう。これまでの振り返りには、ホテルのラウンジや高層ビルの上層階などもおススメ。忙しい毎日の中に、ゆったりとした時間を。

 

 

六白金星

「イライラや不満を抑え、責めの姿勢は控えること。礼にかなうこと」

 二月が始まると仕事が立て込んでくる。重要な仕事ばかりで気が抜けない。本格的に一年の運勢が幕を開けた。今年はより人を活かすことを考えなければならないところにいる。その始まりだから、周囲と敵対しないように気をつけたい。やる気は十分なのだが、強引な雰囲気ややり過ぎはいけない。自分の考えややり方が正しくても、いったん相手の言葉に耳を傾けてみよう。自分に迷いがなくとも、人のことを気にかけながら進んでみたい。

また、発言が思いもよらない波紋を広げる可能性もある。今年は六白金星の影響力が強まる年でもあるから、発言は慎重に。思いがけない出来事が連続して、六白金星のまわりでトラブルが起こる。早めに処理したいが、礼を失わないようにすること。周囲の足りなさを口にしても、反発されるだけでいい効果を生まない。上の言うことややることが気に入らないときには、自分が柔軟に対応することを考えよう。攻めの姿勢に出れば、関係が悪化するかもしれない。本来は身体を守るはずの免疫細胞も、暴走すれば様々な病気を引き起こす。必要に応じて抑える働きがなければ、問題のないところにもトラブルが生じてしまうのだ。今は自分を抑えて雰囲気よく過ごし、応援を受けるように心がけたい。相手が剛で来るなら、自分は柔であること。柔軟な姿勢と考え方が、今月の課題を乗り越えるヒントとなる。疲れているときには運転は控えるように。安全が第一。軽い気持ちが危険につながる。身体を冷やさないこと。寒い日には、キムチ鍋やキムチチゲがおススメ。卵料理も大吉。

 

 

七赤金星

「やさしく話をし、心を通わせる。自分の悦びより、周囲を悦ばせることが大きな悦びとなる。」

 二月になって、今年の運勢がスタートする。にわかにざわめきが聞こえてくるようだ。今年の七赤金星は新年から改革の動きが続いている。そんな気がしていた人もいるかもしれない。三月に向けて、その動きが強まってきているところだ。変革の流れの中にあって、自分を柔軟にして新しい展開を受け入れてみよう。悪い動きはないから、安心して進んでいこう。先延ばしは良い結果を生まないから、困っているのなら正直に話しをして迅速に対応したい。今月のうちにできるだけ多くの人と会話をし、状況を話し合っておきたいと思う。七赤金星は周囲にやさしく説明する力が求められている。リーダーであれば、幹部だけで話をまとめず、部下の話を真摯に聞くことが大切だ。また部下ならば、チーム内で批判を多くするのではなく、上にしっかりとした考えを離すことも必要になる。違うものを排除して小さくまとまらないこと。今年、七赤金星には大きな力が働く。だから、いつも以上に出会いが意味を持つ。それに会える自分、それを活かせる自分でありたいと思う。仕事の打ち合わせにとどまらず、友人関係の集まり、興味のあるセミナーや地区の会合などにも参加してみよう。いいつながりが持てたり、人間関係が広がる。人によっては、新しい出会いから恋愛が始まる可能性もある。いずれにしても、あらゆる人との対面を大切に考えたい月なのだ。日頃の思い意見を交換し、心が通えば、後に大きな成果が待っている。家族や親しい友人との食事会は大吉。すき焼き、しゃぶしゃぶなどで温まろう。感染症対策は忘れずに。

 

 

八白土星

「表情や身なりに注意。変換に乗る。攻めることあり。」

 立春は本格的な新年の扉を開く。今年になって八白土星は一つの区切りを意識し始めたり、現状に不満を抱いたりもするようになる。運気の大きな流れでいうと、今年から衰運気へと向かうから、これまで以上に自分のあり方、行動の仕方、振る舞い方についての意識を向けておきたい。今年は高運気から抜けて、ひと味違った雰囲気があるけれど、大事な一年に変わりはない。新しい自分に向かって成長したい。衰運気だからと落ち込んだり、不安になる必要はない。足元を固め、これまで見過してきた問題や課題にじっくり取り組む時が来たのだと気を引き締めよう。「選択と集中」で言うと、これまでは選択肢の拡大が続いていた。今年は広がった選択肢を絞り、集中へとシフトしていく一年となる。今月は変化がやってくる。仕事の担当や内容が変わり、家族が新しい話を持ってきたりもする。日常の変化にも注目して、人生の新しい表情を楽しんでみたいひと月だ。苦しさを抱えている人は、改めて理想や目標を書き出してみよう。目指すところが見えてくれば、目の前の苦難を乗り越えるエネルギーが出てくる。リアリズムと理想主義のどちらも持って、よいリーダーとなる。組織や家庭のことにはしっかりと関わるように。八白土星が要となって皆をまとめるときだ。問題があるところは根本から改めなければならない。それをしないまま、あれやこれやとよさそうなものに手を出してもうまくいかない。周囲の協力を取り付けながらクリアしていこう。あらゆる方面に連絡をとり、こまやかな働きが必要になりそうだ。腰痛、頭痛に注意。痛みが出たらゆっくり休むこと。寝具や枕にこだわると吉。

 

 

九紫火星

「感情を上下させず、ツメをしっかり。」

 二月は我慢の限界がきたり、人の欠点や短所が手に取るように見えてくる。忙しさのためか、やることが多いからなのか、とにかく心が急いている。今は感情的にならないことが最優先で、感情が爆発すればこれまでの努力で積み上げたものが崩れる。結果に一喜一憂するのではなく、途中のプロセスをじっと見守り続けることが必要になる。我慢だ。何かが大きく変わるときなどは、いったん以前にやっていたことを捨てなければならない。その時は先が見えないから、どうしても異論反論も出てきやすい。その異論反論をどう扱うかが知恵のみせどころだ。

 九紫火星は不安定なところにいるから、マイナスが目につきやすいけれど、それもこれも次につながっているのだと信じて頑張りたい。終わりのように見えても、始まろうとしている。可能性は自分を捨てない、いつも自分が可能性を捨てるのだ。周囲の行動や言動に対してイライラするのは自分が決めているのだから、自分の心に目を向けてみよう。周囲の人が悩んでいるならば「私の方がしんどいわよ」などと一刀両断にせず、まずは励ますこと。自分がリーダーとして動く九紫火星は影響が大きいから、怒ったり、沈んだりと、感情に左右されないように。思慮深く判断すれば、間違うことは少なくなると思う。ダブルでチェックしたり、慎重に物事を行えばミスは減る。さらに、ツメをしっかりとすることが重要だ。八割方目途がついてからが勝負だと思っておこう。もう大丈夫だと安心するのは早い。気を抜かずに取り組もう。身体を冷やさないこと。目の疲れ、睡眠不足に注意。甘酒、ホットワインなどで身体を温めよう。塩麴なども吉。

 

 

今月も素敵なひと月をクローバー

 

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