今日で手術から一年が経った。

術後ICUのテレビの中で、都大路を走る地元の高校生に励まされたのを思い出す。

最初は体を起こすのがやっと、座るのがやっと、歩くのがやっと…。
ようやく走れるようになった。
それでも後遺症として手足に違和感は残り、今は思い通りに動かない身体に、思い通り出ないタイムに、正直もどかしさを感じる時もある。

競技である以上、タイムは重要。
でも本当に大事なのは、今の自分なりに一生懸命頑張って、昨日の自分よりちょっとでも成長を目指していく事ではないか。
そういう意味では、ここまで積み重ねてきた自分を誇りに思う。

同時に、それは一緒に走る仲間がいて、周囲の励ましがあって成し得たことと強く実感している。自分一人では、絶対に心が折れていた。

本当に感謝したい。

これからも自分なりの成長を目指して走っていきたい。