○全体通じて
・リハビリは週一回。作業療法が2単位(40分)理学療法が1単位(20分)。国の制度上、術後6ヶ月まで受けられる。
・PTOTから自主練メニューを与えられ、ほぼ毎日行った。
・OTが勉強家で、術後二ヶ月後から川平法を受けれた。

○術後二週間~術後一ヶ月まで
・通勤の練習で電車に乗る。(近場と職場近くの計二回)バランスが悪く人ごみが怖い。疲れやすく休み休み。足は引きずっている感じ。
・食事をとるだけでも疲れて、食後はすぐにソファにもたれていた。
・ステッパーを購入し1日30分程度行う。
・左手の握力が20キロ→30キロへ。(右手30キロ)一週間のリハビリで戻る。
・この頃から足裏の痺れが強くなる。
・復帰に向けて職場で面談①
→復帰には、職場の方、医師との三者面談を行うとともに、就労しても大丈夫との診断書が必要と言われる。

○術後二ヶ月まで
・足裏の痺れが強く、睡眠にも弊害が出てきたため外来診察へ。主治医ではなかったが丁寧に対応してくれた。CTで再出血等の問題はなく順調に回復していることを確認。脳が回復する過程で痺れや痛みを訴えるケースがあるとのこと。神経薬のリリカとメチコバールを処方してもらう。
・足を引きずる感じがなくなってくる。疲れやすさもなくなってくる。
・トレッドミルで少しずつ走り始める。7kmh/で15分から、徐々に距離を伸ばす。
・復帰に向けて職場の方、医師と三者面談。
→医師から復帰しても問題ないとの見解を得た。
・復帰に向けて職場で面談②
→復帰についての具体的な計画を話し合った。

○術後三ヶ月まで
・職場復帰。時間短縮(10時~16時)で週二回→週三回→週四回と少しずつ増やす。
・術後三か月の定期検診。MRIで順調に回復していることを確認。少し残存している血管腫は、画像上では判らなくなっていた。
・外で走り始める。6分半/kmで20分から少しずつ距離とスピードを上げる。

○術後四ヶ月まで
・フルタイム(9時~17時)で働く。リハビリがあるため週四回勤務。
・週五回を目安に走る。5分/kmで10kmまで走れるようになる。

○術後五ヶ月まで
・3'50"/kmで6kmまで走れるようになる。

○振り返って
・後遺症の程度が軽かった為、すぐに見かけ上は病後とは判らなくなったと思う。
他人からは判らないかもしれないが、自分の中では、日を追うごとに回復していく感覚がある。特に下記の段階で劇的に回復した。

①段階 術後二ヶ月まで
やはり急性期は回復していくと実感。
②段階 職場復帰してから
パソコン作業や事務作業等、手足や脳の刺激になったんだと思う。電車通勤も体力やバランスのリハビリになった。
③段階 外で走り始めてから
ランニングは全身運動と実感。手足の麻痺が回復した。ま生活するための体力が戻ってきた。

・PTOTともに親身に指導してもらった。自主練はほぼ毎日継続出来た。
職場やランニングの復帰時期に迷ったが、少し体力的にキツい時期はあったものの、上記のとおり回復を加速させる事が出来た。結果的に復帰時期は間違っていなかったと思う。

総じて、悔いなくリハビリを行うことが出来た。

リハビリの場を提供してくれた医師PTOT、協力してくれた職場の方々と家族に心から感謝したい。