本日の東京新聞では自民党の石破幹事長の暴言に関する記事が載っていました。デモとテロを同じように扱うことの方が民主主義に反していると主張しています。全くその通りです。デモは民主的な手続きの一つであり、民主的に政治家の瑕瑾を糺すことがその重要な役目です。政治を直接コントロールできない一般民衆(主権者)による主張の場がデモであり、これは憲法でも保証された国民の権利でもあります。

彼ら自民党が中国や北朝鮮のように一党独裁を目指して、憲法を改悪し、国民の自由を奪うために、今回の秘密保護法案を急いで採決しようとしているように思われてなりません。当初96条だけを改悪し、憲法を好きなように変えようともくろんだことが、マスコミや国民運動によって阻まれたため、その口をふさぐ法案を利用しようと方針転換をしたのでしょう。恐ろしい執念と悪徳です。

今回の石破幹事長の発言は民主国家の国会議員として恥ずべき発言です。山本太郎氏が天皇陛下にお手紙を渡したことに比べて、どちらが議員として不適格であるかは明らかです。日本国はまだ日本国憲法の下で国政を運営している民主国家です。自民党が望む大日本帝国モドキにはまだなっていませんので、現憲法に則り、石破幹事長の発言を糾弾すべきです。さらには、正当性の明らかなデモを今後も続けて、この理不尽な法律を廃止するよう求めていくことが国民の義務でもあると思います。今回のことでさらにそのことを強く感じました。