やはり、原発は大きな事故をこれまでも隠蔽していました。本日の東京新聞一面には91年にも非常用電源を水没させていたという記事が載っていました。しかも対策を具申した社員がいたにもかかわらず、津波を想定したり、過酷事故についてはタブー扱いで、無視し続けたのです。


これらのことは本当に東電だけに特異な現象なのでしょうか。他の原発では無いといいきれるのでしょうか。明日泊原発がとまります。全原発の廃炉こそが日本の未来を明るくすると思います。いつ踏むかわからない地雷原の中でどんなに便利な生活をしていても生きた心地がしません。


しかも福島では対人地雷に匹敵する放射能がばらまかれています。国際法違反状態です。いつ健康被害を引き起こすか、それが証明できるか全く不明のままこれから一生を過ごさなければならないのです。できるだけ早く、脱出をしたい人達が移住できるだけの賠償をしなければ、勝手に居座ったことにされた上で健康被害と経済的打撃を受けつづけることになってしまいます。


枝野大臣の真意は測りかねますが、関電に対して計画停電の準備をさせようとしている点では本気で再稼働停止に踏み出してくれたのかと喜ばしいところです。脱原発依存を宣言した内閣の生き残りとして孤軍奮闘でしょうが、ぜひ野田首相を正しい道へ導き、配下の官僚どもの跳梁を許さないように厳しく監督していただきたいものです。