待望の映画です。見てきました。
といっても 私の目的が ほぼ 宮崎あおいさんを見るため
という不逞の輩でして…。
ともあれ、
メインで登場するのがお医者様の夫と写真家の妻。
おおまかには、お医者様と末期のガン患者との関わり、そしてその患者の死を通して
お医者様がどういう風に行動しどんな生き方を選択していくか
というようなことを描いていた様に思います。
むろん、それだけにとどまらず、
お医者様を心で支える妻。
彼を取り巻く友人たちの友情。
仕事をサポートしてくれる病院のスタッフ。
厳しいが愛情あふれる大先輩。
医療の現場の問題。
等々を描いていて、実に内容豊富でこの映画時間に収めるのはたいへんだなあ、
と、ちょっと思いました。
お医者様の夫と写真家の妻という設定は
個人的には 私の日常と ものすごくかけ離れた世界の出来事で
私にとっては神話に等く、それだけに、感情移入しがたいところがあって
それはそれでよかったな、と思いました。
あおいさん演じる妻のハルさんには、大きな葛藤を背負わせていないようです。
あくまで、夫を大きな愛で支える役に徹しています。
常々、近くの神社にいって神様にお祈りをささげられるのですが
本人そのものが菩薩のような役柄で、神仏習合だな、これは、と思わせられました。