夢色農園の仲間たちとともに

 

 

5月末の朝、農地へ着くと初夏の風に揺れるフラックス(亜麻)の花が出迎えてくれます。

 

ハウスのイチゴは終盤に入りましたが、野生化した露地のイチゴが赤くなっています。

特別な管理はしていないけれど、大きくてジューシーな実が出来て不思議でもありうれしくもあります。

農作業の合間に採れたてを口に放り込みます。

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今年はナナホシテントウをよく見かけます。

カラスノエンドウにはよくアブラムシが付くのですが、それを捕食するためにナナホシテントウがやってきます。

 

なので、今のところ作物にはアブラムシの被害は出ていません(^^)/~~~

農薬不使用が継続できるのは、益虫に活躍してもらえる環境にあるから。

 

不耕起栽培も継続中(^^♪

これは種から苗を作って植えた白皮砂糖南京。

実の形と色はハロゥインに飾るカボチャのイメージにぴったりです。

 

自然農のいいところは、環境にやさしい農法であるとともに経費の節約になることです。

体力が落ちてきたこの頃ですが、限りある時間とマンパワーを有効に使えることもポイント高いです。

 

デメリットがあるとすれば、土質に合わない作物を作ると苦労するので、最初に思い描いた作付けプラン道りにはいかないこともあります。

それでも、土と相性の良い作物は放っておいても元気に大きく育ちます。

 

元々農薬は使わないので、手に入らなくなっても問題ないし、たとえ資材や肥料が市場から消えてしまっても自然農ならやって行けます。

 

自然農の本当の力は有事になって平常運転できなくなった時に発揮されます。

 

南海トラフ地震のような大規模災害が起きたら、自衛隊もボランティアも助けに来れません。

自然農なら天変地異で土地が無くなってしまわない限り、農機や肥料農薬がなくても生産し続けることができます。

 

異常気象や災害は起きてほしくないけど、日本の肥沃な土壌はそういった状況になっても跳ね返す力があります。

もっと観察力を鍛えて土や植物や虫たちから学んでゆきたいです。

 

技術と「こころ」の両輪で回す「自然農」が当たり前になるような世の中になっていってほしいですね。