糸状菌を顕微鏡で見てみよう! 【実験・顕微鏡写真】
今日、ここ3週間くらいかけてやっていた実験の、結果を観察してきました
実験の概要を簡単に説明すると・・、
①病気にかかったジャガイモの葉から、ピンセットで菌を分離する。
②培地でその菌を培養して増やす。
③病気にかかっていないジャガイモ葉に②の菌を接種し、経過を観察。
↓ぬらした脱脂綿を入れたタッパーに葉を入れておく。これは6/28撮影。
④③のジャガイモ葉の病徴(病気の症状のこと)と、そこで増えた菌を観察。
↓③後のジャガイモ葉。裏向き。写真の黒点が接種した部分。これは6/28撮影。
という流れで、
今日やったのが④。
ジャガイモの葉から菌を分離して、顕微鏡で観察。
図鑑で種類を同定して、①のジャガイモ葉にいた菌と同じ菌かを見る。
というものです。
今回の実験で培養接種したのは糸状菌。いわゆるカビなどですね。
今日顕微鏡で見た菌を写真にとったのでご覧ください(^.^)
(顕微鏡の接眼レンズにデジカメくっつけて撮ると、きれいに撮影できる)
◆顕微鏡写真①
↓顕微鏡写真①.菌糸が見える。6/28撮影。
細長いのが糸状菌の菌糸です。
◆顕微鏡写真②
↓顕微鏡写真②.菌糸と胞子。
菌糸の他に、真ん中上に 楕円型の 発芽した種子みたいのがあります。
発芽した胞子と思われる。
◆顕微鏡写真③
↓顕微鏡写真③。菌糸と多数の胞子。雑菌もいるかも。右は左のアップ写真。
菌糸と、レモン型の胞子がたくさん見えます。
ちょっと長い胞子?もあって、色々な種類の菌が混ざっているのかも。
◆顕微鏡写真④
↓顕微鏡写真④。③と同じプレパラートの別の箇所。
③と同じプレパラートの別の箇所です。
胞子の形がより分かりやすく見えます。
※今回は2種類の菌を培養し、
4枚のジャガイモ葉にそれぞれ2枚ずつ接種しました。
①と②、③と④で違う菌、違う葉から分離したものです。
◆◆◆◆◆◆◆◆
いやー、微生物って色んな形があって面白いですね
すんごいっちっちゃいのに、こんなにも多様なのかと・・感心してしまいます。
まだ、それぞれの菌がどの種類なのか同定できていませんが、分かったら紹介しますね。
その時に合わせて詳しい実験の手順も(実験前半の写真もあるので)。