ネギ苗、小松菜、ホウレン草の種まきの講習会で座学したことをまとめました。
ネギ苗は7月下旬に植える予定で、その苗の種まきをするそうです。
 
 
肥料
長さ260cm×幅60cmの平畝に対して、下記の混合肥料を準備する。
  • 化成肥料  カップ2/3(180ml)
  • 苦土石灰  カップ1/5(65ml) ‥‥通常はカップ2/5(130ml)
  • 堆肥    バケツ1/3
バケツに測り入れて、全体をよく混ぜておく。
入れすぎも良くない。適量を守ること。
 
・化成肥料
「BM8号(8−8−8)」を使う。窒素 リン酸 カリウムが各8%含まれる。
肥料成分を土に入れる目的。
 
・苦土石灰(くどせっかい)
「粒状炭酸苦土石灰」を使う。苦土はマグネシウム、石灰はカルシウム。アルカリ性の肥料。
野菜作りにはpH6が適しているが、何もしていないと土は酸性に傾いてくる。
土を中和して酸性化を防ぐ目的。
事前に土壌のpHを測定したところ、あまり酸性の数値ではなかったので今回はカップ1/5で使う。
 
・堆肥
土壌微生物を増やす目的。微生物が多いと病気になりにくい。
団粒構造(だんりゅうこうぞう)と言って水はけと保水性を高め土を柔らかくする目的。
 
 
種まき
混合肥料をまいて耕し、平畝を作る。
6列で筋まきする。園芸支柱を畝に押し付けて6列の溝を作る。一畝を3ブロックにエリア分けして各種の種まきをする。1〜2cm間隔で種を落としてまく。まいたら土を0.5〜1cmくらいかぶせて、手で軽く叩いて鎮圧する。
まき終えたら、寒冷紗をかける。
 
・寒冷紗 (かんれいしゃ)
寒さよけ、鳥よけ、保護、育成の効果がある。
今回かけたものは、風ではがれてしまっても、まず大丈夫。
 
 
水やり
種まき後、小松菜は発芽しやすくそのままでも大丈夫。
ホウレン草とネギ苗は殻が硬いので発芽のために土が乾いたら水やりする。
 
 
使用品種

 
余った種は、小松菜は1年くらいは瓶缶に乾燥剤と密閉して冷蔵庫で保つ。
ネギ苗はあまり保たない。ホウレン草もそれほど保たない。使ってしまう方がよいかも。