油断はできない。まだ大雨が降ってから間もないというのに大根の小さな芽が地面にひれ伏すようにうなだれていた。それははさしたる畑仕事もないので午後から様子を見に行った時のことだった。
気温は33度。日差しも強い。水をかけるべきか否か判断に迷う。日中の暑い時間帯に、とりわけ真夏を思わせるような強い日差しの下で、しかも幼苗に水をかけるのはセオリーではないと言われている。熱くなっている地面に水をやるということは、極端に言えば熱湯をかけるに等しく根を傷めてしまうことになるからだ。
そのまま放置して犬死させることはできない。たっぷり水をやれば地温が上がるのを抑えることが出来るのではないかと判断。じょうろに水を入れせっせと運ぶ。奏功するか否かは明朝のお楽しみ。こんな小さな楽しみも野菜づくりの楽しみになっています。
虫との戦いを続けているキャベツとブロッコリーもかなり水不足に見舞われてるようで葉が垂れ下がっている。でも、こちらは根が十分に張りだしていると考え、リスクを冒してまで水をかける必要はないと判断。明日朝いちの仕事にしよう。
ナス、オクラ、里芋は水を切らしてはいけない作物たち。ニンジンもまだ小さいので水が必要と思われる。運を天に、いや、水を天に任せるわけにはいかない。
自分の補給水も忘れず持って、明日も畑へ出かけよう!