私は、2011年5月初めに会社からも言われて何気なく人間ドックを受けました。
「オプションで脳ドックもあるよ」といわれ、ついでにと軽い気持ちでその検査もしました。

二週間ほどたち、その検査結果がおくられてきました。
自分自身初めての体の検査だったので少し気にはしていました。

結果は思ったよりも良くなかったでした。
周りに「だいたい何かしら良くないところがある、病院は大げさだ」とか言われていて
実際、脳の検査結果にも「脳動静脈奇形の所見あり。精密検査を必ずしてください」と
書かれてはいましたが、まったく忘れていました。

一週間ほどたち、妻に「人間ドックの検査結果の説明の予約いれた?」といわれて
じゃあ行こうかな、くらいの気持ちで病院に電話しました。

すると病院の方が「なるべくはやく脳神経外科の診察を受けてください」とのこと。
これまた「本当に良くない結果だったら病院から電話が来るよ」と聞いていたので
それほどあせらず、でも早いほうが良いとのことなので次の日に病院へ行きました。


そこでの診察の結果、やはり脳動静脈奇形。
血管の病気で10万人に一人。破裂したら命にかかわります、と。


そこで初めて自分の頭にある病気の説明を聞きました。
「死ぬ・・・かも?」
事の重大さとその事実が受け入れなくて混乱してしまいました。
その場にいた妻に話すと、やはり私と同じで受け入れない感じでした。

次の精密検査の予約をしてその日は帰りました。
家に帰り、この病気のことを妻と二人で調べました。

だいたいどの本やネットでも同じことが書かれていて、
珍しい病気、自覚症状がないので血管が破裂して見つかることが多い、
手術は難しいが治せない病気ではない、ということがわかりました。