突然ですが、みなさんは死についてどんなイメージを持っていますか?
「怖い」や「悲しい」などマイナスなイメージが強いですよね。
そのため、自分が死ぬことは嫌だからできるだけ長生きしたいし、他人が早くに亡くなったらかわいそうと思いますよね?
ですが、生物は必ずいつかは死にます。いわば生の終着点が死です。それならば、ただ死を拒否するのではなく、死ぬまでに満足のいく生を満喫するのが楽しい生き方なのではないかと思うのです。
荒井由美さんの「ひこうき雲」という歌のなかに、こういう歌詞があります。
「高いあの窓で あの子は死ぬ前も空を見ていたの 今はわからない 他の人にはわからない あまりにも若すぎたとただ思うだけ けれど幸せ」
この歌詞に出てくる「あの子」はおそらく若くして亡くなった方なのでしょう。周りの人は「若くして亡くなるなんてかわいそうに」と思ったでしょうが、あの子は幸せだったのです。
心理学者のダニエル・カーネマン氏が提唱したピークエンドの法則というものがあります。これは「物事の印象を決定づけるのは、最も感情が動いた時(ピーク)と終わる時(エンド)である」というものです。
ですので、長生きは問題ではなく、満足して死ねるような充実した毎日を送ることが良い死に方なのではないかと私は思います。
私、せろりは哲学で日常の悩みを解決しよう!をコンセプトにしたブログも書いているので、悩み事に困っている方は、試しに下のリンクから覗いてみてください。