Stroke. 2019 Sep;50:2562-2564.
doi: 10.1161/STROKEAHA.119.026244
円蓋部くも膜下出血を伴うアミロイドアンギオパチー(CAA-cSAH)は、皮質下出血で発症するアミロイドアンギオパチー(CAA-ICH)と同様に予後不良である。
CAA-cSAHは認知度が上がってきているが、その予後に関しては不明な点が多い。
そこで、CAA-cSAHがCAA-ICHと比べて、時間経過で脳出血や円蓋部くも膜下出血、死亡の頻度が異なるかどうか検討した。
105症例(平均76.7±7.5歳)が対象で、CAA-cSAHは44症例、CAA-ICHは61症例だった。追跡期間の中央値は22.2ヶ月だった。
症候性の脳出血・cSAHの発症、死亡率の頻度は、両郡で有意差を認めなかった。
(上記文献より引用)
CAA-cSAHは、出血発症や死亡率に関してはCAA-ICHと同等のリスクがあり、予後不良と考えられる。
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