Lancet Neurol. 2019 Jul;18:666-673
doi: 10.1016/S1474-4422(19)30149-8
症候性の椎骨動脈(VA)狭窄に対するステント治療は、薬物治療と比べて脳梗塞予防の有効性を示す結果とはならなかった。
症候性VA狭窄に対するステント治療と薬物治療を比較した3つのランダム化試験(VIST, VAST, SAMMPRIS)を用いたプール解析である。
ステント治療群は、頭蓋外狭窄病変と比べて頭蓋内狭窄病変において、周術期の脳梗塞または死亡が有意に多かった(16% vs 1%, P<0.0001)。
追跡期間中のステント治療群および薬物治療群における脳梗塞発症に有意差を認めなかった。
(文献より引用)
頭蓋内VA狭窄に対するステント治療の有効性は示されなかった。頭蓋外病変に関しては有効の可能性はあるが、大規模試験による評価が必要である。
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