Galea JP et al.
Stroke. 2017
くも膜下出血(SAH)の合併症率や死亡率は、
その診断・治療技術の進歩により改善してきている。
昨今のUKにおける4年間(2011年 -2015年)のデータを検討した。
SAH3341症例を検討
女性が主体(2288例、68.5%)で
WFNS grade 1-2が多くを占めていた(2397例、70%)。
外科治療はコイル塞栓術が主であった(2600例、75%)。
予後不良(GOS1-3)は956例(28.6%)であり、
その予測因子は、
年齢、WFNS grade、術前再出血、髄液排除の必要性、遅発性脳虚血
であった。
中でも髄液排除の必要性が、退院時の予後不良に最も影響した(OR 3.25)。
(文献より引用)