久しぶりに夢に出て来た妻に、「あの後、一度も意識を取り
戻す事無く死んだんだよ。」と告げた。
夢の中の自分が妻の死を、ようやく受け入れたようだ。
現実の僕はと云うと、妻の病気に気付いてあげられなかっ
たこと、もっともっと優しくしてあげればよかったなどと、今更
なことで後悔しては涙ぐんだりしている。
生前妻に腰が痛いから上に乗ってくれないかと懇願したの
に断られたことがある。
人の上に乗ったり、足の裏を人につけることをしない人だった。
そんな妻が亡くなる前に、畳で仰向けに寝ていた僕の上に
何故か仰向けに重なって寝たことがある。
僕を笑わすのが得意で変わったこともよくする妻だが、あれ
はいったい何だったのだろう?
ところで僕はいつまで生きなければいけないのかな?