初恋は儚く・・・(続き4) | 本音でいくぜ!!

本音でいくぜ!!

日々の感じたことを感じたままに。

今日はお天気どうですかね~?

お昼までもってほしいなぁ~。


では、続きです。


喫茶店の中には僕らしか居らず、ずっと奥にカウンターが見えている。


二人だけの空間。


不安そうにしていた彼女は僕に、


「ねぇ~、千円位持ってる?」


不安そうな顔の理由はそういう事だったのだ!


今、考えてみれば彼女、

秋田の県立高校を卒業して、デザイナーを夢見て上京してきている。

昼は学校に通い、住んでるアパートも四畳半一間の共同トイレだ。

バイトも2つやっていると言っていた。


これまで僕は、お金は年上の人が払うものだと思っていたので、

当然のように彼女に甘えていた。


僕はこの時、頭の中の古い暦がめくられるような感覚で、

女性に対する接し方を学ぶこととなる。


僕「あっ!うん、大丈夫!ここは俺が払うから!」


それから2人はコーヒーを飲みながら暫し無言だった。


僕は頭の中で、キスのキッカケを一生懸命に考えていた。


僕「ねぇ~、風邪はよくなったの?」


彼女「う~ん・・・まだちょっと」


僕「・・・」


僕「あの~・・・」


僕「人にうつすと良くなるって言うよね?」


彼女「・・・」


ここで、今も昔も変わらない、回りくどいことが苦手な、

ワガママな僕の本領発揮だ!


僕「チカちゃんとキスしたい!」


彼女「・・・」


駄目なら駄目で、早く返事の聞きたい僕は、


「駄目なの?」


「良いの?」


「どっちなの?}


と彼女に迫る!


彼女、うつむいて黙り込む。


暫らくすると、小さな鞄からハンカチを取り出し目に当てた。


始めは風邪の影響なのかと思っていたが、ヒック、ヒックと声を出し泣き始める。


え~!


何で?


どうして泣いているのか、状況がさっぱり分からない僕は、

この後、彼女に有り得ない言葉を投げかける。


つづく。