4,000万円貰えたら何に使いますか?


この質問に「オンラインカジノ」と答えた人がいるらしい


そんな奴おらんやろ(すっとぼけ)




というわけで、くだんの誤送金で認知度爆上がりのオンラインカジノ


あの検討の達人である岸田総理も「違法かどうか検討致します」とお茶を濁さず「違法なものである」と断言してしまうオンラインカジノ


そんな胡散臭さたっぷりのオンラインカジノ(以下オンカジ)が、本当に違法な物なのかを改めて解説してみたいと思います



※この記事は2022/07/06時点の情報を基に作成しています※

※管理人の私見を大いに含みますので、参考程度にお楽しみください※



まず先に結論を書いちゃうと


オンカジは

・摘発されると有罪になる可能性が極めて高い

・しかし実際問題ユーザーを摘発できるかというとだいぶ怪しい

となります


各事項について詳しく解説して行きます



◾️摘発されると有罪になる可能性が極めて高い


これはなぜかというと、

警察が摘発するということは、そもそも違法な認識だから摘発するのであって、摘発されたということはつまり違法なんです


なんて言葉遊びもをしてもいいんですけど、そういうことじゃないですね



実はこれはもう単純明快な理由がありまして

「岸田総理が公の場で、オンカジが違法である認識を表明した」

からです


そしてその発言について、野党からも国民からも大きな反発なく受け入れられましたので、つまりもうオンカジはまず間違いなく違法なんです


※よくわからない方もいるかもしれませんが、政府答弁がそのまま法解釈となるケースは当たり前に存在していまして、これもそのパターンです


ではなぜ「違法」と言い切らないかというと、現時点では日本にオンカジの違法性に関する判例がないからです


間違いなく違法なんだけど、まだ違法だと確定されるための正式なステップを踏んでないから、便宜上はまだ違法かどうかは分からない、となるわけですね


ここを履き違えて「違法ではない→じゃあ合法じゃん」と解釈してる人は、大分危険なので考えを改めた方が良いです



じゃあさっさと誰か逮捕して違法である事を確定させんかい!

と言いたくなる所なのですが、これが中々難しい



◾️実際にユーザーを摘発できるかは大分怪しい


これはなぜかというと、

日本が法治国家で「疑わしきは罰せず」の精神を貫いているからです


つまり疑わしいだけでは逮捕は勿論、おいそれと出頭命令や情報開示請求もできない訳です


すると警察は、まずこの疑わしさを確信に変える必要があるのですが、ここに2つの大きな壁が立ちはだかります


①口座の入出金履歴を見ただけでは、用途がオンカジかどうか判別できない

②用途がオンカジだとして、プレイ履歴や資金の移動履歴が全て海外にあるため追いかけづらい



①は、例えば誰かの口座に3万円が振込されていたとして、どうやってそれがオンカジサイトからの入金だと判別できるの?というお話です

そんなん分かる訳がない


どうやって判別するのか見当も付きませんが、仮に用途がオンカジだと分かったとして、今度は②のトラップカードが発動!

警察は送金者の振込名義から海外の送金者を特定し、そのサイトにコンタクトを取り、受取人の情報・プレイ履歴を調べ上げないといけない


何この無理ゲー


どう考えてもコスパが悪すぎます

本人に情報提供させないとこんなん調べてられないでしょう


という訳で現実的には、

・ショボい口座履歴の人達は全スルー

・明らかに目につく頻度・額のオンカジ利用者は摘発

・別件で逮捕された人の余罪追及

程度に使われて終わると思われます



賭博麻雀やスピード違反の様に、

やりすぎた奴だけがとっちめられる未来になることでしょう



改めて結論を書くと、


オンラインカジノは

・摘発されると有罪になる可能性が極めて高い

・しかし実際問題ユーザーを摘発できるかというとだいぶ怪しい

となります




摘発されるかは大分怪しいと書きましたが、日本国内では限りなく黒に近いグレーである事は間違いありません


当たり前ですけども、オンラインカジノを利用しないに越した事はないでしょう


ご注意を!


というわけで今日はここまで!