『西洋法制史から見たAKB48 そしてビジネスモデルとしての横顔新幹線』

高倉直人

歴史を変えるような非常識な出来事とは

えてして現行法に乗っとって行われるものである。

例えば第二次大戦下にドイツで政権をとっていたナチスなどはドイツ国民の支持を得てどんどん自分達の行政権を拡大した。
そしてそんなナチスと国民の支持を得ているという点で同様な組織が今日本にも存在する。言わずもがなAKB48である。彼女達の影響力というのは現在計り知れない。総選挙なんかしようものなら総得票数は小さな市町村のよりも高い。選挙の公平さというところに問題点はあるが、それも経済発展の為には致し方あるまい。

このようにビジネスモデルとして優秀なAKBであるが、それに勝るとも劣らない存在が存在する。吉本新喜劇の横顔新幹線ことおびたにさんだ。
彼の存在により新幹線という名称が普及したと言っても過言ではないのである。いつか沖縄から北海道まで新幹線が開通したらそれは横顔新幹線のおかげなのかもしれない。



『古事記とガンダムと私の暗黒時代』

後家鞘俊彦(旧 関根俊夫)


この三つはそれぞれ「歴史」として語られるに値する情報量を持っているが、この三つが同列に語られるということはおそらく少ない。

では、この三つのうちどれが歴史らしいと言えるか、あるいは歴史として語られるに値するか、少し考えてみてほしい。

勝手な決め付けだが、おそらく読者の中では、

古事記>私の暗黒歴史>ガンダム

という位置づけであろう。

しかし実際には

ガンダム>古事記>私の暗黒歴史

である。なぜか。

まず、ガンダムに関しての史料というのは数多く残っている。その数は古事記の比ではない。ガンダムという概念に関しても、機動戦士ガンダムというコンテンツに関しても、である。その点でガンダムの歴史という語ることは比較的容易であり、その全体像を正確に把握することもたやすい。



次に古事記である。この時代の史料というのはそもそもあまり多くない。であるから、歴史家はその全体像を把握するのに多大な努力を要する。それだけの努力をしていても新たな史料が見つかるまで断定はできない、という事象も多い。



最後に私の暗黒歴史である。そもそもこれは歴史と言えるのか。私の記憶の中にはありありとその情景を浮かばせることはできる。

口さえ聞けなかった初恋。どこぞで見たような自作小説に没頭した日々。はじめてインターネットでワンクリック詐欺にあった瞬間。



歴史とは、主として文書として残されたものを基に考察するものである。であるならば、私の暗黒歴史が歴史となることは一生ないだろう。それでいいのだ。

『ロックバンドから学ぶマネージメント戦略』

大都築直也



この世界には何十万といっても言っていいほどの数のロックバンドが存在する。その中で名の知れたバンドは多くて数百ぐらいだろうし、まして世界的にヒットしたものなんて一握りである。
多くのバンドは当然ながら世界デビューやヒットを望んでいる、つまり「グレイトになりたい」のである。ただそうなるのもやはりなかなか苦労が耐えないもので、2~30年やっても知ってる人は知ってるぐらいのままであるのもよくある話である。特にロックというものはその傾向が強く、ライブでは常に赤いタオル必須!みたいな固定ファンはいるのに、そもそも音楽としてロックをまったく聴かない人には曲どころか存在すら知らないみたいな悲しい結果は普通なのだ。
ここで考えられるバンドの方向性としては、
・商業セールスはそれなりでいいから、自分達の音楽と固定ファンを大事にする。
・No.1になりたい!ので自分たちの作りたいものではなくなるが「売れる曲」をつくる。

の2つが考えられる。もちろんこの両方ができたら一番いいのだが、そうもいかない。固定ファンは「売れる曲」には厳しく、離れてしまう傾向が強い。それまでの知名度は言うまでもなく今までのファンが築いたものなので、いきなり音楽性を転換するとファン層が一気に変わることもある。しかもそのような新しいファンは流行に敏感なので、別の曲が話題になればそちらにいってしまう。結果としてはどちらのファンもいなくなるという悲惨な事態になりかねない。
そう考えると固定ファン、言い換えれば「リピーター」の重要性に気づくだろう。近年のマーケティングでは新規顧客の獲得よりも現在の顧客維持に注目を置かれているらしい。流行の移り変わりが激しい現代だからこそ、それに流されることなく商品を愛してくれる人々を大事にしようということだろう。

ようするに人との繋がりって大事ってことだね。


乗ってくれ、HA~HA~


『調査報道が風俗を変える』

大林晃平



からんころん

 乾いた音が寂れた喫茶店内を一瞬だけ満たし、“影法師”そう表現してもさして違いない風体の男が闖入してきた。男は「珈琲」とマスターに短く告げ、一番奥の、光の最も当たらない席に自らを溶かすように滑り込むと、先日の“依頼”について思いを馳せた。
 探偵ジャーナリスト。
 それが彼、大島一夫の職業だった。
 201X年に施行された「風営店経営規制法」。ソープ、キャバクラ、ピンサロ…、あらゆる風俗店を禁じたこの法律は、正に現代によみがえった禁酒法であり、日本から風俗店は消え去った…。と、いうのは建前であり、本物の禁酒法同様、人々は逆に風俗という“禁忌”を施行以前よりはるかに追い求める結果となった。
 その結果生まれたのが“風俗ギャング”。風俗を純粋に求める者たちを甘言を弄して陥れ、血を啜り、肉をしゃぶり、骨ごと喰らう。そんな非合法組織だ。
 探偵ジャーナリストは、言うなればその悪魔どもとペンを武器に戦う戦士である。時には個人のため、時には社会に巣食う闇と相対するため、彼らは政府が発表する建前ばかりの会見発表から離れ、「百聞は一プレイにしかず」という“調査報道”の信念の下、日夜、跳梁跋扈する魔都、鶯谷を舞台に風俗ルポを行うのだった。
 その中でも大島は、奉仕する側である女性ですら骨抜きにする“鶯谷のゴールデンボール”と恐れられている凄腕の探偵ジャーナリストだ。
 そんな彼に新たな依頼が来たのは昨日の事だった。 依頼人は三十路手前の女性であり、大島は彼女に見覚えがあった。
「ええと、確か君は快楽天使のあけ…」
「蓼科撫子よ。朱美は源氏名。本名はこっち。よく覚えていたわね。」
 撫子は以前、大島が散々こき下ろした風俗店・快楽天使のナンバーワンだった女性だ。
「ん? なぜ本名を名乗る? 仕事の依頼なら源氏名で十分だろう?」
「あんたに依頼があるの。探偵ジャーナリストの大島一夫さん。」
この二人の出会いが後に風俗業界、いや、日本を震撼させるあの事件の鍵を握ることになるとは、この時誰が気付けたというのだろうか……。

『科学技術の発展がB`zに与える影響』

大林翔子


こんにちは。翔子です。
今回は、このまま科学が発展していったら、あの有名バンドBzさんにどのような影響が出てきちゃうかを考えてみますー。これで科学は嫌いだけどBzは大好き!みたいな方にも、科学に興味を持ってもらえると嬉しいです♪

さてはて、去年後世に残したいバンドランキング一位に輝いたBzさんですが、これは本当にいつか実現しちゃうかもしれません。つまり、後世にBzさんが残っちゃうんです!これはいわゆる「クローン技術」によるものです。同じ遺伝子をもった、もう一人の稲葉さんや松本さんを作れちゃうんですねー。これまでは、人間以外の動物でクローンを作ることに成功しました。例えば、1997年にドリーというクローン羊を作ることに成功しています!でも、凄い若さで死んでしまいました…クローン技術は、まだまだ危うい技術なんです。しかし、ある生物学者は、もうクローン人間を作れるまでに技術は発展したと言ってるそうです!これは夢が夢じゃなくなったのかもしれません!
でも…クローンBzなんてどうなんですかね?確かに、稲葉さんの歌唱力やら松本さんのギター技術、彼らの見た目から体質までをも表現するクローン、もしくは本物より良く改善されたクローンは、素晴らしい演奏を見せてくれるかもしれません。しかし、Bzさんの魅力って技術とか、歌唱力とかだけじゃないですよね?やっぱり、あのお二人だからでしょう?努力して、あそこまで登り詰めたあのお二人自身が、心魂込めて演奏するからこそ、Bzは輝いているんです。

これからもBzさんには、クローンなんかに負けない最高の演奏をし続けてほしいですね。彼らの代わりなんて、科学の力では作れないですから。先日観た金曜ロードショー「ゲド戦記」でも言ってました、死があるからこそ命は輝いているんだと…そういうことなんだと思います。