メリークリスマス
本日は、昨日のお話の続きです
しょんぼりの
。 今年のツリーは、どうなるのでしょうか
みんな、一生懸命練習しています。しっかり、落ちないように腕を鍛えている妖精。自分の体が、いっ
そうピカピカになるように、磨き続けている妖精。もちろん大樹の精も、みんなを見守りながら、自分
の枝の手入れによねんがありません。
ピカは、こうしてみんなを見るのは初めての事でした。いつも、一番上から見下ろしていましたし、自
分の体しか見ていませんでした。
「あの小さいボールの精、すごくがんばってる。あんなに磨いて・・・」
ピカは、
「君たちは、たくさんいるから楽でいいねえ」
なんていった事を、心から反省しました。
「みんな、それぞれ、すごくきれいだ。こんなにきれいだったなんて・・・僕、いなくても大丈夫なん
だ」
ピカは、すっかりしょげてしまって、横になったまま、涙を流しました。
いよいよクリスマスイブ。明日は、本番です。
「ピンポーン」
ピカの家のチャイムが鳴りました。
「はーい」
ピカが出て行くと、オーナメントの精たちでした。
「ピカ、ケガはどう?」
「痛む?」
ピカは、あんなに威張っていて、自分お琴しか見ていなかったのに、優しい言葉をかけられて、泣きそ
うになりました。
「もう、ほとんど痛まないんだ。でも、今年はてっぺんは、無理だ。でもね、僕思ったんだ・・・」
「ピカ、どうしたの?」
ボールの精が、心配そうに聞きます。ピカが、泣きそうな顔をしていたからです。
「みんな、みんなきれいだって。すごく、すごくがんばってるなって・・・だから、僕、もういらない
んだなって・・・」
「何いってるの!」
ボックスの精が叫びました。
「みんなをほめてくれたのはうれしいけど、そんな弱気は、ピカらしくないわ」
「明日は、きっと見に行くから・・・」
ピカは、うつむいていいました。大樹が、優しくピカにいいました。
「明日、またみんなで迎えにくるよ。ピカ、ただ見るんじゃない、ことしもしっかりしごとをしておく
れ」
「え、でも・・・」
「明日に備えて、しっかり休んでね」
みんなはそう言うと、帰っていきました。
「どういう事だろう?ぼく、けがしてるのに、出来る事なんかあるのかな?」
その夜、ピカはぼんやりと外を見つめていました。ツリーは、ピカピカかがやいています。
「すごいなあ、夜遅くまで。ん?」
よくみると、みんなでおんぶし合って、大樹のてっぺんで何かしているようです。ぐらぐらしながら、
みんな一生懸命です。
「ああ、僕の代わりの飾りをつけているんだ」
ピカは、やっぱり、残念なのです。その日は、沈んだ気持ちで眠りにつきました。
翌日、約束どおりみんながピカのお家にやってきました。
「さあ、ピカ、行きましょ」
「うん」
ピカは、自分が出られないのは残念でしたが、みんなの努力をみるために、行く事にしました。
大樹さんのところについて、ピカはびっくりしました。てっぺんが、からっぽ!
「僕の代わりの飾りは?」
「あなたの代わりなんて、だれもいないわ。あなたにしか、できないの」
「でも、僕ケガが・・・」
ボールの妖精が、ぴょんぴょんはねながらいいます。
「ピカ、上、みてみて」
ピカがてっぺんをよく見ると、やわらかな真っ白い綿で覆われているのが見えました。
「昨日、みんなでつけちゃった」
「やっぱり、ピカがいないとね」
ピカは、みんなの優しさが嬉しくてたまりませんでした。
「大きなはしごも用意してるの。さあ、登って、手伝うから」
ピカは、みんなに手伝ってもらって、ゆっくりてっぺんに登っていきました。
てっぺんは、ふかふかで、ピカが、ちっとも痛くないようにしてくれていました。
さあ、クリスマスの始まりです。今年のツリーは、よりいっそうあたたかく、そして見事な輝きだった
という事です。 おわり

本日は、昨日のお話の続きです
しょんぼりの
。 今年のツリーは、どうなるのでしょうか
みんな、一生懸命練習しています。しっかり、落ちないように腕を鍛えている妖精。自分の体が、いっ
そうピカピカになるように、磨き続けている妖精。もちろん大樹の精も、みんなを見守りながら、自分
の枝の手入れによねんがありません。
ピカは、こうしてみんなを見るのは初めての事でした。いつも、一番上から見下ろしていましたし、自
分の体しか見ていませんでした。
「あの小さいボールの精、すごくがんばってる。あんなに磨いて・・・」
ピカは、
「君たちは、たくさんいるから楽でいいねえ」
なんていった事を、心から反省しました。
「みんな、それぞれ、すごくきれいだ。こんなにきれいだったなんて・・・僕、いなくても大丈夫なん
だ」
ピカは、すっかりしょげてしまって、横になったまま、涙を流しました。
いよいよクリスマスイブ。明日は、本番です。
「ピンポーン」
ピカの家のチャイムが鳴りました。
「はーい」
ピカが出て行くと、オーナメントの精たちでした。
「ピカ、ケガはどう?」
「痛む?」
ピカは、あんなに威張っていて、自分お琴しか見ていなかったのに、優しい言葉をかけられて、泣きそ
うになりました。
「もう、ほとんど痛まないんだ。でも、今年はてっぺんは、無理だ。でもね、僕思ったんだ・・・」
「ピカ、どうしたの?」
ボールの精が、心配そうに聞きます。ピカが、泣きそうな顔をしていたからです。
「みんな、みんなきれいだって。すごく、すごくがんばってるなって・・・だから、僕、もういらない
んだなって・・・」
「何いってるの!」
ボックスの精が叫びました。
「みんなをほめてくれたのはうれしいけど、そんな弱気は、ピカらしくないわ」
「明日は、きっと見に行くから・・・」
ピカは、うつむいていいました。大樹が、優しくピカにいいました。
「明日、またみんなで迎えにくるよ。ピカ、ただ見るんじゃない、ことしもしっかりしごとをしておく
れ」
「え、でも・・・」
「明日に備えて、しっかり休んでね」
みんなはそう言うと、帰っていきました。
「どういう事だろう?ぼく、けがしてるのに、出来る事なんかあるのかな?」
その夜、ピカはぼんやりと外を見つめていました。ツリーは、ピカピカかがやいています。
「すごいなあ、夜遅くまで。ん?」
よくみると、みんなでおんぶし合って、大樹のてっぺんで何かしているようです。ぐらぐらしながら、
みんな一生懸命です。
「ああ、僕の代わりの飾りをつけているんだ」
ピカは、やっぱり、残念なのです。その日は、沈んだ気持ちで眠りにつきました。
翌日、約束どおりみんながピカのお家にやってきました。
「さあ、ピカ、行きましょ」
「うん」
ピカは、自分が出られないのは残念でしたが、みんなの努力をみるために、行く事にしました。
大樹さんのところについて、ピカはびっくりしました。てっぺんが、からっぽ!
「僕の代わりの飾りは?」
「あなたの代わりなんて、だれもいないわ。あなたにしか、できないの」
「でも、僕ケガが・・・」
ボールの妖精が、ぴょんぴょんはねながらいいます。
「ピカ、上、みてみて」
ピカがてっぺんをよく見ると、やわらかな真っ白い綿で覆われているのが見えました。
「昨日、みんなでつけちゃった」
「やっぱり、ピカがいないとね」
ピカは、みんなの優しさが嬉しくてたまりませんでした。
「大きなはしごも用意してるの。さあ、登って、手伝うから」
ピカは、みんなに手伝ってもらって、ゆっくりてっぺんに登っていきました。
てっぺんは、ふかふかで、ピカが、ちっとも痛くないようにしてくれていました。
さあ、クリスマスの始まりです。今年のツリーは、よりいっそうあたたかく、そして見事な輝きだった
という事です。 おわり