久しぶりのブログ更新…
先日娘の幼稚園にて創造美育の勉強会が開催されました
創造美育の勉強会では
・不透明な絵の具で
・太い筆で
・何枚でも自由に描かせる
ことをします
すると子供の心理が絵に表れるというものです
描いた絵から子供の心理状態がどのようなものか高森先生が解説して下さいます
みなさん お子さんが絵を描く時、どんなことを言っていますか?
この色使ったら?ここもっと書けば?
汚れるから絵の具こぼさないで~…などなど
子供は本来自分の意思ですべての行動を欲するもの
その意思を邪魔しなければ良い子に育つ
絵も同じ
子供が自分の自由な意思で絵を描くことで心が解放され
心の内面が絵に表れる
創造美育の勉強会では子供たちに自由に何枚でも絵を描かせ、
手に絵の具がつこうが、画ばんに描こうが大人は口出ししません
すると、描く枚数が進むごとに、子どもの心の中が絵にあらわれてきます。
最初は、まわりの大人に気を使って、大人が喜びそうな絵を描いたり、隣のお友だちの絵を真似たりしていますが、徐徐に絵を描くことに集中する子どもがあらわれます
娘のが描いた絵
娘は五枚描きました
二枚くらいしか書かない子もいますが、大体は何枚も何枚も納得いくまで描き、中には10枚、20枚以上描く子もいます
それぞれお母さん達に創造美育協会の会長である高森先生がお子さんの絵の解説をして下さいました
娘の場合…
絵の中の小さい丸、曲線は愛情と深い関係がある
とてもお母さんの愛情を欲しがっているとのこと
下の子が生まれたばかりで実際上の娘は愛情の枯渇状態ですね
しかし色実が暖かく、描いた顔の表情も穏やかなので精神状態は良いとのこと
最後の直線は怒っているね…
なるほど…
とっても興味深いおはなし
親は子供を自分の思い通りに育てたいとあれこれ口を出して
子供の自由な意思を阻害していないか?
あれをしなさい、これをしなさい
それをやったらだめ!汚しちゃうから駄目!
抑圧された子供の意思は絵を何枚も描いていくうちに徐々に表れてくるそうです
今回、この創造美育の活動を通して、たくさんのお母さん達が自分の子育てを見直す、とても良いきっかけになったと思います
こどもはのびのび育てたい
誰もがこう口にするものです
でも実際はあれこれと口をだしてしまう…
自由に描いている子供たちはとても生き生きしているし
絵もだんだん生き生きしていきます
創造美育
こうして芸術活動を遠して子供の心も親の心も成長させる
とても素晴らしい活動です
そもそも
創造美育とは?
久保貞次朗氏が提唱した美術運動です
真岡市民は久保講堂という建物を耳にしたことがあるかも?
久保貞次朗氏がかつてここ真岡の地で様々な活動を行ってきました
そのひとつがこの創造美育の活動です
かつてはここ真岡は日本のフィレンツェといわれるほど先進的な美術教育がなされていたのです
毎年この創造美育の精神をもとに芳賀教育美術展が開催されています
私の実父は久保貞次朗研究所 の所長を務めており、芳賀教育美術展やこの勉強会は真岡青年会議所 が運営をしてくださっています
創造美育の活動が子供たちに関わるたくさんの人たちに理解、普及していってほしいです!