色は魂を育てる
益子自然育児でにじみ絵をしました
シュタイナー教育で週一回は活動に取り入れているにじみ絵
水で塗らした画用紙に三原色で色を感じる遊びです
2-3歳のお子さんとお母さん達と一緒ににじみ絵を楽しみました
お母さん達も色のにじみに綺麗綺麗~!と声を上げて楽しんでくれました
私がシュタイナー教育に出会ったのは子供が産まれてから
一冊本を購入して今でも時々読み返します
大好きな森のようちえんと出会ったのも、森のようちえ ん主催のにじみ絵講座に申し込みだのがきっかけでした
俗世にまみれた私には生活全てをシュタイナーにするのは難しい所で有りますが…
テレビを見せない、玩具はなるべく自然や手作りのものを…など、良い所を取り入れられればと思います
おもちゃは既製品ではなく、石や木の枝、布など自然のものを
うちにも沢山おもちゃがありますが、女の子だからか?!一番使うのは布です
お人形のお布団にしたりオムツにしたり、
大きな布はお姫様のドレスになっています
そして時々思い出す好きな言葉は
あなたは赤ちゃんの人生の最初の先生です
子供は模倣と反復でしか学べない
感覚が開かれている子供は周りの全てを感じ取り、真似っこをし、繰り返します
木を切っている人が怒りながらそれをすれば、子供はその感情もふくめて真似をします
周りにいる身近な大人が常に模範的であるべき
親になると言うことは、本当の意味で大人になることなんだ…
子供と共に成長しないと!…と
母親としての責任の重さを感じ、背筋が伸びる気がしました
(実際にはそうもいかず、母娘で泣き叫び…、同時に書いてあった親の成長しようという努力をふくめて子供は見てくれている、という言葉に救われましたが…)
そして、一番私にとって重要だったのは
子供は自然の中で全てを学ぶ
ということ
子供は感覚がとても開かれています
大人になるにつれて自分で必要な情報を取捨選択できるようになりますが、
子供は五感で全てを感じる事が出来ます
例えば色
私達は普段、色を物の属性として捉えていて
赤風船、青い屋根
といった時、色そのものに、意味を見いだしません
しかし実際には赤は燃えるような感情や前にでる性質、エネルギー、
青は静けさや冷静さなど様々な概念を持っています
にじみ絵で筆でモノを描かずに、色自体を感じるのは、小さい子供が色の持つエネルギーを純粋に感じる事が出来るからです
自然にはなんと沢山の色があふれている事でしょう!
そしてその色には音、匂い、温度、味まで伴っているのです
自然の中で草を口に入れた時、子供は
草のザラザラした感触(手や口の中)
青臭い匂い
苦い味
その時の外の温度
風の音
全ての感覚を脳で学ぶことが出来ます
テレビや本で同じ量の情報を得ることは出来ません
幼少時代は出来るだけ自然の中で遊びを通して学ばせてあげたいと思っています
臨床美術でも、五感をフルに使う事で脳を活性化させる事を大切にしています
まさにシュタイナーで言っている事がそれです。臨床美術を学んだ時、点と点がつながったような気がしました。
密室で日中、母娘二人イライラ子育てをしていた私ですが、
森のようちえんと出会い、自然の中でみんなで駆け回っていると本当に心が解放される気がしました
本当は超インドア派でひきこもりのオマケに紫外線アレルギーの私…
子供が居なければ、自然の美しさや癒やしを享受する事はなかったと思います
子供が与えてくれた沢山の学びに感謝!