【あらすじ】

妹の結婚準備のためシラクスの市を訪れたメロスは、人づてに聞いた国王による残虐な行いに激怒し、城へ乗り込みます。王に歯向かった罪で、メロスは処刑されることになります。メロスは処刑を受け入れるものの、妹の結婚式のため3日間の猶予がほしいと述べ、親友のセリヌンティウスを人質にすることを提案し、認められます。そして無事に妹の結婚式を見届けたメロスは、親友の待つ城へ向かって走りだします。肉体的疲労や自身との葛藤、度重なる障害を乗り越えて約束を守ったメロスの姿に、王は改心します。

 

【感想】

最後の一文で「古伝説と、シルレルの詩から」との記載がある。当時、高等小学校 国語の教科書にも採用された有名な詩らしいが、太宰がその詩を思い出した熱海でのエピソードが凄いと言うか酷いと言うか…