ベジャールが振付を担当し、ジョルジュ・ドンが出演した映画
『愛と哀しみのボレロ』が、再び劇場上映されます。

前回のブログで、1人で1役演じたのは、この方だけであるかのように書きましたが、完全なる違いでした😅(ブログ訂正済み)


よく考えたら、リタさんやカラヤン夫婦、グレン・ミラー……
戦争を生き延びた人達は、ずっと1役です。

フランスで出版された、映画の撮影の記録本。


ドンさんは、バレエ関係者で父親役のボリスとセルゲイの二役。
ボリスは戦争へ。

倒れたドンさんの顔に積もっていた雪はスプレーだそうです。
左下、スタッフにスプレーを吹きかけられているドンさん。
ドンさんは、この時の撮影を楽しんでいたそうです(⁠^⁠^⁠)

ボリスの奥さんで、セルゲイの母親であるリタさん。
若い時代から年老いてまでを演じています。

そして、息子セルゲイはヌレエフをモデルにしているので、パリオペラ座で踊ったのち、母を残しフランスに亡命します。

オペラ座でのシーン
振付中のベジャールとドンさん

 スマホからだとわかりにくいのですが、ドンさんの飛び散る汗がすごくて臨場感があります(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
ベートーヴェン交響曲第七番


踊ったあと、母と電話で話すセルゲイ。
この時泣いていたのは、パリオペで成功したのが嬉しくて……とだけ思っていましたが
よく考えると、亡命すれば母に会えなくなる、それでもやっぱりしたい、ママごめんの涙でもあったのかもしれません(;_;)




亡命シーンの撮影

続きます。