20世紀バレエ団が1967年から参加し、大盛況だったアヴィニョン・フェスティバル

この時期の作品は、『現代のためのミサ』
『バーの芸術』『バクティ』『未来学』
そして、ベジャールとマリア・カザレスが共演した『暗夜』など。

ベジャールとカザレス
きょうだいのように顔が似ていると言われた二人は、年は違えど同じ11月22日が命日です。

『暗夜』


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『暗夜』がちょっとだけみれます。



『現代のためのミサ』が、特に熱狂を呼んだようです。
この作品は、24歳の若さで事故で亡くなったパトリック・ベルダへの追悼作品です。

ジョルジュ・ドンは16歳の時にベジャールに「まだ若いし経験不足だから」と入団を断われましたが、パトリック・ベルダは12歳から20世紀バレエ団に参加していました。
ベジャールは彼を息子のように思い、“将来、後継者にする気持ちもあった”と、どこかで読んだ気がします。

同じバレエ団のローラ・プロエンサと結婚していました。




『現代の~』で、ドンさんは象徴的な役だったそうですが、この頃から本格的にベジャールに認められてきたような気がします。






 アヴィニョンでの20世紀バレエ団


 ピエール・アンリ『現代のためのミサ』


20世紀バレエ団の参加は大成功でした。


ベジャールは、でも、なぜかフェスティバルにはそれ以上参加する気にならなかったようです。
自伝に理由を書いてはいましたが、私にはいまいちピンと来ませんでした。

アントニオ・リビオがベジャールに関する著書で次のように書いています。

「ベジャールは、フェスティバルがだんだん彼だけのものになるのを感じ、このフェスティバルが気に入らなくなった。ある踊り子達がバレエ団がもたらした 成功に酔いしれて日々のレッスンよりもカフェのテラスにへばりつく様をみるのはやりきれない気持ちだった」

え?それって、この人達のことですか?😅
みんな、笑ってる場合じゃないですよ😅
ベジャールが怒ってますよ😅