その後のホームルームも終わり、奏達新1年生は帰宅する事になった。
「んーっ…やっと終わったぁ…」
伸びをして、奏が教室を出ようとした時、
「あ、奏さん!」
「ん?」
突然の呼び掛けに奏が振り返る。
「ちょ…ちょっと待って下さい…!!」
奏の視線の先には、急いで帰り支度を済ませようとあたふたしている梨桜の姿があった。
「ちょ…あわわわ」
「・・・・・・・・」
初日という事でたくさん渡された荷物がなかなか鞄に入りきらず、悪戦苦闘を繰り広げている梨桜を見て、奏の顔に自然と苦笑いが浮かぶ。
「お…お待たせしました…」
何とか荷物を詰め終えて、梨桜が奏の元に駆け寄っていく。
「重そうだね…大丈夫?」
「大丈夫ですよ、これくらい」
奏の問いかけに、梨桜は微笑みながら答える。
「それより…」
「??」
梨桜の呟きに奏が首を傾げる。
すると、梨桜はにこっと笑みを浮かべ、言った。
「一緒に帰りませんか?」
梨桜の提案が嬉しかったのか、奏は嬉しそうに頷いた。
「うん!もちろん!!」
──────
玄関に着くと、そこには昼休みに梨桜と話をしていた2人の男子生徒がいた。
「お、来た来た」
「おせーぞ…って誰だよそいつ」
2人の視線が奏に向けられる。
「え・・えと・・・・」
奏が戸惑っていると、それをフォローするように梨桜が話始めた。
「同じクラスになった君島奏(きみしまかなで)さん。色々あって仲良くなったんだ。2人も仲良くしてね?」
それを聞いた2人は、
「ふーん…ま、いいんじゃない?なっ、玲(あきら)」
「ああ、悪い奴じゃなさそうだしな」
2人の友好的な態度に、奏はほっと胸を撫で下ろした。
「はあ…よかったぁ…怖い人達だったらどうしようかと…」
その言葉を聞いて、2人の内の青髪の男子生徒が笑いながら言った。
「あははは、こいつ見た目ヤンキーだもんね」
そう言われながら肩を小突かれていた不良のような雰囲気を纏った男子生徒が青髪の男子生徒を睨み付けながら返した。
「うっせえぞ優男。君島だっけか、こいつに気を付けろよ?変態だから」
「なっ…俺は変態じゃないからな!?奏ちゃん、騙されちゃダメだよ!!」
「…あはは…」
盛り上がっている2人を見て、奏は苦笑いをする事しか出来なかった。
「ほら引いてんじゃねえかよトイレ」
「おい!!そのあだ名で呼ぶな!!」
「まあまあ、2人とも…」
口論になりかけた2人の間に梨桜が割って入る。
「奏さんもいるんだし…ケンカはダメだよ」
梨桜にたしなめられた2人は、バツが悪そうに目を逸らした。
「と…とにかく行こうぜ」
「…だな」
「全く…2人って仲が良いのか悪いのか…」
先に玄関を出ていった2人を見ながら、梨桜がやれやれといった感じで呟いた。
「…あ、そうだ」
靴を履き替えていると、梨桜が何かを思い出したように言った。
「??」
奏が首を傾げると、梨桜は奏を見て、
「奏さん…僕ん家に来ませんか?」
「へ?」
あまりに突然の提案だったので、奏はすぐに理解出来ずに間の抜けた声を出してしまった。
「あの2人も奏さんと仲良くしたがってるっぽいですし…親睦会みたいなのをやろうかと思って…ダメ、ですかね?」
「いいの!?もちろん行くよ!!」
梨桜の提案に、奏は目をキラキラと輝かせて頷いた。
「よし、決まりですね」
梨桜が立ち上がりながら言う。
「うん!」
それに続いて、奏も立ち上がる。
玄関を出ると、さっきの2人が立っていた。
「今日はなにするんだ?」
不良っぽい男子生徒が聞くと、梨桜は奏の方を見ながら答えた。
「今日は奏さんとの親睦会をね」
それを聞いた青髪の男子生徒が言った。
「お、いいね…じゃあ途中でお菓子でも買ってこうか!」
「ですね、じゃあ…行きましょうか!」
────続く────
いつも思うけど、終わらせ方がわからない。
みなさんこんばんわ、るかです。
……………。
(挨拶したけど話題がないなんて言えない)
次回は親睦会in梨桜ん家!!
相変わらずグダグダしていきますがお楽しみに!!
あとムヒョウジョウの歌詞も近い内にアップできるかもです!
では、
ばーい!!