先日映画「誰も守ってくれない」を観ました。
加害者家族とそれを守る警察の話しです。
マスコミは加害者の家族を税金を使ってなぜ守る必要があるのだと責めたてます。
加害者家族も同罪であり責任があるという主張です。
そしてネットでは加害者の妹と、妹をマスコミから守っている刑事を叩きます。
いかがわしい「祭り」です。
まさに社会でいま起こっている事実であると思います。
ネットの匿名性による透明人間のひき逃げ的な行為を批判することはたやすいですが、
そもそも全ては人間が行動していることで、つきつめれば個人の倫理観や人格が正常
かどうかが問題なのだと思います。
教育や環境とか本人には選択できないところで形成される「人間の核」が崩壊してい
ると思う。
他人の痛みがわからないのは、そういうことだろうと思う。

でも人間は予想以上に強いもので、こころに傷ができても再生しながら生きていく。
強くなって家族も守っていかなければならない。
ということ。


前夜に映画とリンクしたTVドラマ「誰も守れない」を観てしまったので映画に行ったひとりです。
地下駐車場のカーチェースシーンは浅草雷門地下駐車場です。
伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」を読んでいる途中だったので、マスコミの事件の扱い方
によりいっそうの嫌悪感と怖さを感じています。

NO THINKING,NO LIFE-誰も守ってくれない