いまさらですが桐野夏生の「OUT」を読みました。


ドラマ、映画になっていたんですね。知りませんでした。



まあとても恐ろしい話しでした。


ごく日常的に自分の周囲にもいそうな主婦たちがが夫を殺しバラバラにしてしまう。


意外にもその一線から外に出ること「OUT」は容易なのかもしれないと読んでいると錯覚します。


しかし、そんなことはないはずです。


そんなに簡単に人を殺して「OUT」してはいけません。


人を殺すことは簡単にはできないはずと信じたい。


人間が根底に持つ正常な道徳的感情が「OUT」させることを抑止するはずと信じたいと思います。


でも主人公は「OUT」することを希望しているからなおさら怖いと感じるのでしょう。


なぜ「OUT」したいのか。


社会格差やいつ脱することができるのかわからない混沌とした生活からの「OUT」なのかもしれません。


そういう意味で「OUT」したい願望はだれにでもあるのかもしれないと感じはじめました。


また思いついたら追記します。


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